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【自治体】横浜市: I・TOP横浜「未来の家プロジェクト」第5回実証実験を開始します

2020/11/24 18:26

【自治体】横浜市: I・TOP横浜「未来の家プロジェクト」第5回実証実験を開始します

2020/11/24 18:26

発表日:2020年11月24日
発表者:横浜市
表 題: I・TOP横浜「未来の家プロジェクト」第5回実証実験を開始します

 快適な暮らしをサポートし、将来の社会課題への対応を目指すI・TOP横浜「未来の家プロジェクト」は、第5回実証実験を泉区和泉町で開始します。

 第5回実証実験から新たに慶應義塾大学が参画し、「住宅に導入可能な非接触システムを用いた日常動作の検証」でご協力いただきます。

 今回の実証実験では、新たな行動分析ツールを用いて分析を行い、収集したデータに基づき、将来的に家電等の自動制御や先回り制御などを目指します。また、居住者に応じた最適な就寝環境の制御を目指して、被験者の行動を踏まえた睡眠環境の抽出を新たに行います。

1 実証実験の概要
(1) 実証実験の内容
IoTスマートホームにて1週間通常通りの生活をしてもらい、実験前後でのモニターの状態変化、意識変化、行動変容について評価・検証を行います。

(2) 実験期間及び場所
期間:令和2年11月17日(火)~令和3年2月15日(月)
場所:横浜市泉区和泉町6207番10ほか(泉図書館横)
実験予定人数:9名(関係者:5名、公募:4名)

2 モニターの公募について
「未来の家プロジェクトWebサイト」にて4名のモニターの申し込みを受け付けます。
公募条件など詳細は下記をご覧ください。
URL)https://mirainoie-project.jp/
※ 公募モニターによる実験は1月頃からの予定です。

3 新規参画
「慶應義塾大学」

 非接触型のセンサーを用いて居住者の動作を計測します。

 また、各社のデバイスで取得したデータも踏まえて、居住者の動作分析を行います。

4 その他、第5回実証実験での新規追加要素
(1) 行動推定・予測研究

 IoTスマートホーム内の多種多様なIoT機器のデータを用いて、宅内居住者の現在及び将来の行動を推定・予測することで、家電の自動制御や先回り制御などのスマートホームサービスの実現を目指します。

 今回の実験では、秒単位で記録可能な行動記録ツールを用いて、被験者の行動と各種データや位置情報を分析することにより、行動推定・予測モデルの構築を行います。

(2) 睡眠解析研究

 様々なデバイスを通じて室内外のIoT機器から居住者の睡眠状況を認識し、居住者に応じた最適な寝室環境の実現を目指します。
今回の実験では、参加企業各社のセンサーを用いて、就寝前行動も含め被験者の自然な状態におけるデータ収集を行い、熟睡できる環境の条件を抽出します。

【参考1】これまでの実験結果

・前回の実証実験より、「運動」「食事」「行動」「睡眠」の4項目について、目標値と現状をグラフ化する「健康状態の可視化機能」を追加しました。アンケートでは「何が不足しているのか、何をすれば良いかが明らかになることで、健康への意識が高まった」との声を頂いています。

 また、「食事のタイミングと睡眠(就寝)のタイミングは少し気を使うようになった」などの声を頂くなど健康に対する好意的な回答を多く頂いていることから、今回の実証実験より「睡眠」についてより深く研究を深めてまいります。

【参考2】未来の家プロジェクトとは

 平成29年6月に発足した、住空間におけるIoTを活用して集積したデータを居住者にフィードバックし、快適で健康な暮らしをサポートし、将来の高齢者の独り暮らしや災害時の対応を目指す取り組みです。

【参考3】I▫TOP横浜(IoTオープンイノベーション・パートナーズ)とは

 横浜経済の強みである「ものづくり・IT産業の集積」を活かし、IoT等(IoT、ビッグデータ、AI、ロボット等)を活用したビジネス創出に向けた、交流・連携、プロジェクト推進、人材育成等を包括的に進めていくプラットフォームです。これらの取組みから個別プロジェクトを立ち上げ、「新たなビジネスモデル創出」、「中小企業のチャレンジ支援」、「社会課題解決への貢献」を目標としています。

〔公式ページ〕 
横浜市
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