発表日:10月19日
発表元:イーリバースドットコム
表 題:建設現場の 『産業廃棄物の運搬に係るCO2排出量』を算出する実証実験を開始
株式会社イーリバースドットコム(東京都江東区、代表取締役社長:高橋 巧、以下 当社)は、このたび産業廃棄物の電子マニフェストサービス「e-reverse.com」の情報を活用することで、建設現場から発生する産業廃棄物の運搬に係るCO2排出量を算出する実証実験を開始しました。
■開発の背景
日本政府による、2050年カーボンニュートラル宣言、2030年時点で2013年度比46%の温室効果ガス削減目標により、国を挙げて脱炭素に向けた動きを加速させることが求められております。
建設業では、施工段階におけるCO2排出量を把握するため、建設現場のデータ収集や集計に各社が工夫されているものの、多大な労力と時間が必要とされるのが一般的です。
このような背景を鑑み、当社は産業廃棄物の電子マニフェストサービス「e-reverse.com」を利用し、効率的に産業廃棄物運搬に係るCO2排出量の現状把握を行えるよう、CO2排出量算出システムを開発しました。
■実証実験の内容について
今回の実証実験は、「e-reverse.com」で管理された排出事業場や処分事業場の住所、運搬車両に係る情報等から、産業廃棄物運搬に係るデータを効率的に収集し、CO2排出量の集計や削減シミュレーションに役立てることを目標にしております。
当実験は輸送の実態に即した電子マニフェスト情報の分析と最適化をはかるため、2022年3月まで実証実験を行うことを予定しています。
当社は大成建設と協力し、同社が利用する電子マニフェスト情報で実証実験を開始しており、今後「e-reverse.com」を利用中の排出事業者2,160社、収集運搬業者8,072社※の中から同様の実証実験に参加する企業の募集を計画しております。
当社はこの実証実験を通じて「e-reverse.com」の情報を活用したCO2排出量算出・分析システムを整備し、産業廃棄物の運搬に係るCO2排出量算出支援サービスの提供を図ってまいります。
※2021年9月末時点のサービス利用状況
■大成建設株式会社 ご担当者様コメント
2021年9月に大成建設として発表した「AIによる建設現場のCO2排出量計測・集計システムの開発に着手」のリリース内容※にあるとおり、CO2排出量を効率的に把握する上で、電子マニフェストに係る情報は「外部システム情報」の中でも重要な項目の1つです。
そのような情報を従来の枠組みの中で業務負担を抑えて入手できるようになる事は、我々にとっても大変ありがたいサービスです。
今回の実証実験に多くの会社が参加され、業界全体が抱えているCO2排出量削減の課題を共有し、解決に寄与されることを願っております。
※2021年9月9日 大成建設株式会社プレスリリース「AIによる建設現場のCO2排出量計測・集計システムの開発に着手」
https://www.taisei.co.jp/about_us/wn/2021/210909_8453.html
〔公式ページ〕
▷イーリバースドットコム
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください
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