News Release

【News Release】大阪ガス:カーボンニュートラル技術の研究開発拠点「Carbon Neutral Research Hub」の開設について

2021/10/7 18:00

【News Release】大阪ガス:カーボンニュートラル技術の研究開発拠点「Carbon Neutral Research Hub」の開設について

2021/10/7 18:00

発表日:2021年10月7日
発表者:大阪ガス
表 題:カーボンニュートラル技術の研究開発拠点「Carbon Neutral Research Hub」の開設について

大阪ガス株式会社(代表取締役社長:藤原正隆、以下「大阪ガス」)は、大阪市此花区の酉島地区にて、カーボンニュートラル技術の研究開発拠点「Carbon Neutral Research Hub」(以下「CNRH」)を本日10月7日に開設しました。
「2050年カーボンニュートラル実現」とそれまでの徹底した二酸化炭素(以下「CO2」)排出量削減に向けた研究開発を加速していくために、Daigasグループ内での技術連携やアライアンスパートナーとの共同研究を推進していくとともに、様々なカーボンニュートラル技術の実験設備を拡充してまいります。

 酉島地区は、当社の研究開発の発祥の地です。1947年に当社初の研究開発拠点を設立して以来、石炭や石油などから当時の都市ガスを製造する技術、コージェネレーションシステムや家庭用燃料電池エネファームといった天然ガスの高度利用技術などの研究開発を行ってきました。これまで蓄積してきた触媒技術や燃焼技術などのコア技術を更に進化させて、カーボンニュートラルに貢献する研究開発を進めていきます。

 CNRHでは、都市ガスのカーボンニュートラル化に向けたメタネーション*1、グリーン水素を製造するケミカルルーピング燃焼*2技術の開発など、将来に向けたカーボンニュートラルなエネルギーを「つくる」ための研究開発に取り組みます。
 また、化石燃料の代替として注目されているアンモニア燃料単体で利用可能な小型エンジンシステム*3の開発や、分散電源などを活用することで再生可能エネルギー大量導入社会における電力系統の安定化に貢献するバーチャルパワープラント(以下「VPP」)*4など、カーボンニュートラルなエネルギーをうまく「つかう」ための研究開発にも取り組みます。
 さらには、これまで進めてきた天然ガスの高度利用やバイオガスの利活用など、足元での徹底したCO2排出量削減のための研究開発も加速します。
 今後、低・脱炭素化に向け課題を持つ企業、官公庁や大学・研究機関、当社の研究開発とのシナジーが期待される企業などにCNRHをご見学いただき、産官学の様々なパートナーとのアライアンスも通じてCNRHを更に充実・発展していきたいと考えています。

 Daigasグループは、2021年1月に発表した「カーボンニュートラルビジョン」のもと、今後も脱炭素社会に貢献する技術・サービスの開発に取り組み、気候変動をはじめとする社会課題の解決に努め、暮らしとビジネスの“さらなる進化”のお役に立つ企業グループを目指してまいります。



*1: 水素と二酸化炭素からメタンを合成する技術
*2: 燃料を、酸化鉄などの金属酸化物中の酸素を使い燃焼させる技術。燃料にバイオマスを用いると、グリーン水素と電力、バイオマス由来のCO2を同時に製造可能
*3: システム内でアンモニアの一部を水素に改質しエンジンに供給することで、安定した燃焼を実現。環境省のCO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業にて実施中
*4: 情報通信技術等により、アグリゲーターと呼ばれる事業者が分散型電源等を統合的に制御することで、あたかも一つの発電設備の様に機能する仮想発電所のこと。

〔公式ページ〕
大阪ガス:カーボンニュートラル技術の研究開発拠点「Carbon Neutral Research Hub」の開設について

※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください