発表日:10月1日
発表元:高知市
表 題:トイレトレーラー導入に向けたふるさと納税型クラウドファンディングに御支援をお願いします
南海トラフ地震は今後30年以内に70%~80%の確率で発生すると言われています。また,近年では全国的に風水害が多発しており,高知市においてもいつこうした災害に見舞われるか分からない状況となっています。
大規模災害が起こると,停電や断水等により,水洗トイレは使用できなくなります。トイレに行く回数を減らすため水分摂取を控えてしまうと,エコノミークラス症候群や持病の悪化を招き,災害関連死に繋がることもあります。
被災した時でも清潔でプライバシーが確保された水洗トイレを使用できるようにするために,高知市ではトイレトレーラーを導入します。また,全国の被災地にトイレトレーラーを派遣し,全国にトイレトレーラーで助けあうネットワークを広げていきます。
どうか,トイレトレーラーを購入する資金としてクラウドファンディングで御支援をお願いします。
トイレトレーラーの特徴
トイレトレーラーは,災害時を想定して製造された新しいタイプの移動設置型のトイレです。洋式の水洗トイレが4室配置されており,個室の中は広く換気扇と小窓があるため衛生的に使うことができます。
トイレトレーラーの最大の強みである機動力を生かして,けん引車でどこにでも設置ができます。給水タンク,汚水タンクを備えているため到着後すぐに使用することが可能です。
屋根には太陽光パネルが配備され,バッテリー電源と照明を確保できるため,夜間でも安心して使用できることから,避難生活が長引いた場合でも電力の心配なく継続して利用できます。
県庁所在地初!災害派遣トイレネットワークプロジェクト「みんな元気になるトイレ」に高知市は参画します
このプロジェクトは,全国の約1,700市区町村が1台ずつトイレトレーラーを常備し,被害の大きい被災地に全国から速やかに集結できるような体制を目指すものです。災害大国ニッポンの強靭化のためにトイレトレーラーを導入し,助けあいのネットワークを広げ災害時のトイレ不足問題を解消していきます。
もちろん高知市が被災した際には全国からトイレトレーラーを派遣してもらうことも可能となります。
これまでの助けあい実績
・2018年7月豪雨
岡山県倉敷市(富士市が支援)
・2019年台風15号
千葉県君津市(富士市・西伊豆町・刈谷市が支援)
・2019年台風19号
長野県長野市(富士市が支援)
福島県いわき市(西伊豆町が支援)
・2021年8月豪雨
佐賀県大町町(篠栗町が支援)
高知市の災害時トイレ対策
大規模災害時において災害関連死ゼロを目指す中で,避難所の生活環境向上のためのトイレ対策は最重要項目の一つとして位置付けています。
甚大な被害の発生に対処するためには,自助の取組が必要不可欠であることから,各家庭で3日分以上,できれば7日分の携帯トイレ等の備蓄を行っていただくようお願いしているところです。
ただし,自宅が被災し,各家庭での備蓄品を活用できないなど,自助の取組を補うものとして,公助としての携帯トイレや簡易トイレの備蓄も進めています。
また,仮設トイレの供給について民間事業者と協定を締結しており,災害時のトイレ対策の充実を図ってきました。
そして,避難所での良好な生活環境を確保するために,本年度からマンホールトイレの整備を始めます。この事業により避難所でのトイレ環境は飛躍的に向上すると考えています。
今回,新たに高知市の災害時トイレ対策として,清潔でプライバシーが確保された水洗トイレを備えたトイレトレーラーを購入し,災害時のトイレ対策の充実に繋げていきます。
高知市でのトイレトレーラー活用方法
〇平時
高知市で行われるイベント,防災訓練などで積極的に活用します。また,各家庭や事業所における災害用トイレの備蓄等の大切さを啓発する事業にも活用していきます。
〇災害時
高知市が被災した際には,道路啓開状況,避難所のトイレ環境,避難者数等を考慮して機動的に配置します。他自治体で激甚災害に指定される規模の災害が発生した際には,被災地に駆けつけます。全国のネットワークで助けあっていくことを目指します。
寄附のお願い
災害時でも清潔でプライバシーが確保された水洗トイレを使うことができるトイレトレーラーを導入し,避難所での生活環境を向上させます。また,このトイレトレーラーを全国に常備し,被災した時には被災していない自治体がトイレトレーラーを派遣して助けあうネットワークを広げていくことに高知市は寄与したいと考えています。
どうか,トイレトレーラーを購入する資金としてクラウドファンディングで御支援をお願いします。
第一目標金額
540万円
寄附募集期間
令和3年10月1日(金曜日)10時から12月6日(月曜日)23時まで
寄附方法
クラウドファンディング業者はReadyfor株式会社を利用します。同社は社会問題解決型のクラウドファンディングを多数成功に導いており,私達の想いに共感していただける寄附者の方とより多く繋がれると考えたためです。
本プロジェクトはAll in形式です。
支援総額が目標金額に届かなくてもプロジェクトを実施します。
御寄附はお振込又はクレジットカードにて以下のサイトからお願いします。
「お振込」の場合,手続き完了後,登録したメールアドレス宛に振込方法等を記載したメールが届きますので,メールに記載された方法に従い,振込みをお願いします。
寄附していただくと寄附金控除が受けられます
・法人の場合
損金算入による減税効果があります。
・個人の場合
ふるさと納税と同様に,寄附額から2,000円を差し引いた部分について,税の控除が受けられ,実質自己負担2,000円で御寄附いただけます。(※1)
ワンストップ特例制度(※2)を活用できます。
※1 控除対象額には上限があります。また,収入や家族構成等により控除額は変わります。
※2 確定申告不要で寄附金控除を受けられる制度です。ふるさと納税先が1年間で5自治体までであれば利用可能です。
お名前を車体に掲載できます
「みんな元気になるトイレ」プロジェクトでは,寄附者様の想いを形にするために,トイレトレーラーに寄附者様のお名前を掲載しています。
5,000円から寄附を募集していますが,10,000円以上御寄附いただいた場合,希望すればお名前(個人,法人)を車体後部に掲載します。
金額の段階に応じて文字の大きさが異なります。
〔公式ページ〕
▷高知市:トイレトレーラー導入に向けたふるさと納税型クラウドファンディングに御支援をお願いします
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください
2023/12/14 18:00
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