News Release

【News Release】ファーウェイ・ジャパン:エネルギーのデジタル化を加速させ、ゼロカーボン社会を推進

2021/5/21 18:00

【News Release】ファーウェイ・ジャパン:エネルギーのデジタル化を加速させ、ゼロカーボン社会を推進

2021/5/21 18:00

発表日:5月21日
発表元:ファーウェイ・ジャパン
表 題:エネルギーのデジタル化を加速させ、ゼロカーボン社会を推進

 このほど、広東省エネルギー局の主導のもと、「ゼロカーボン・チャイナ 2021・広州」イベントがファーウェイと広東省エネルギー研究会の共催で、広東省低炭素発展促進会、広東省太陽エネルギー協会、広東省循環経済・資源総合利用協会の協賛により開催されました。今回のイベントでは、政府のリーダー、業界のオピニオンリーダー、パイオニア企業、業界団体、エコシステムパートナーなどから400名以上の参加者が集まり、「エネルギーのデジタル化が広東省のカーボンピークアウトとカーボンニュートラルの実現を後押しする」をテーマに、目標達成によってもたらされる産業界の機会と目標実現への道のりについて話し合いました。ファーウェイデジタルエネルギーテクノロジー プレジデント 侯金竜(ホウ・ジンロン)はスピーチを行い、次のように述べました。「ファーウェイは電源技術、熱技術、エネルギー貯蔵技術、クラウド・AI技術などを中心に、技術の統合・革新を継続して進めます。また広東省の科学技術革新における強みも活かし、サプライヤー、インテグレーター、顧客、業界団体、標準化団体などと協力して、広東省の『カーボンピークアウト、カーボンニュートラル』目標の早期実現のために共同で取り組んでまいります」

講演内容は次の通りです。

皆さん、おはようございます。
 はじめにファーウェイを代表して皆様に心から歓迎の意を表します。また、この場をお借りして、ファーウェイのデジタルエネルギーに関心を持ってくださった、そして日頃より支援して下さる新旧の友人の皆さんに、心から御礼申し上げます。

 今、国際社会では、カーボンニュートラルは世界共通のミッションとなっています。「グリーン・ニューディール」は、世界の主な経済体で次々と推し進められ、新たな経済革新・発展の原動力となっています。そこには大きな課題もありますが、巨大なビジネスチャンスも潜んでいます。

 中国にとって、カーボンニュートラル「3060目標」は今後40年間で最大かつ確実な流れとなり、広範で重大な社会経済の変革を引き起こすでしょう。それはエネルギーの生産と消費の革命となり、また各産業でアップグレードとモデルチェンジの機会に直面することを意味します。人々の生産活動のあらゆる面に影響が及ぶでしょう。

 過去数十年にわたり、ファーウェイはICT技術によって、世界中のデジタルデバイドを解消し、人々のコミュニケーションと生活を豊かにすることに尽力してきました。実際、ファーウェイは創業当時から、電源類などパワーエレクトロニクス製品の研究開発に投資しており、現在では170以上の国と地域で使用され、世界の人口の1/3にサービスを提供しています。ファーウェイのデジタルエネルギーは、エネルギー格差を解消し、安定したクリーンなエネルギーを全ての人に提供することを目指しています。

 カーボンニュートラルの時代に突入するなかで、ファーウェイのデジタルエネルギーは、デジタル技術とパワーエレクトロニクス技術の二大分野での優位性を活かし、電源技術、熱技術、エネルギー貯蔵技術、クラウド・AI技術などの技術革新を融合して、クリーン発電、交通電動化、グリーンICTインフラ、産業・建物の省エネ、スマート配電、エネルギー貯蔵などの領域に焦点をあて、エネルギーのデジタル化を加速し、ゼロカーボン・スマート社会の建設を推進していきます。

具体的には、次の6つの方向を中心に革新とオープンな連携を続けてまいります。

· 最先端のパワーエレクトロニクス技術とデジタル技術を組み合わせ、エネルギーフローと情報フローを統合し、「ビットによるワットの管理」を実現し、エネルギー産業のデジタルトランスフォーメーションを継続的に推進していきます。

· 風力・太陽光発電・エネルギー貯蔵を中心とするクリーンエネルギー発電システムを構築し、新エネルギーを主体とした新しい電力システムを作り上げます。「電源、ネットワーク、負荷、エネルギー貯蔵」とマルチエネルギーを有効に組み合わせ、新規構築分にだけ新エネルギーを導入するのではなく、ネットワークシステム全体の主要電力供給に新エネルギーを使い、それによって従来のエネルギーからクリーンエネルギーへと移行させます。

· エネルギー利用者が交通業界の全面的な電動化を推進する際、カギとなるのは充電速度や走行距離、安全性などに対する現在の消費者の不安や懸念を解決することです。ファーウェイは、ユーザー体験に重点を置き、シンプルさ、安全性、信頼性、優れた体験を備えたスマートな電動ソリューションと、「太陽光発電、蓄電、充電」が統合され、「人、車、スタンド、道路、ネットワーク」が一体となって連携する充電・電池交換ネットワークソリューションを構築します。

· デジタル世界の急速な発展に伴い、ICTインフラストラクチャは一層の高エネルギー消費の課題に直面しようとしています。予測によれば、2025年までに、世界のデータセンターのエネルギー消費は世界の総消費電力の約3%を占める9,500億kWhに達し、世界の基地局のエネルギー消費量は、世界の総消費電力の約2%を占める6,600億kWhに達する見込みです。ゼロカーボン基地局やゼロカーボンデータセンターのために、ゼロカーボン、効率的、インテリジェントなグリーンICTインフラソリューションを構築していきます。

· 新エネルギーを主体とした新型電力システムでは、エネルギー貯蔵は「電源、ネットワーク、負荷」の様々なシナリオに分散され、「プール」や「グリッド調整装置、安定化装置」の役割を果たします。最高の安全性とより高い経済性を備えたインテリジェントなエネルギー貯蔵システムを構築するためには、クラウドBMS(バッテリー・マネジメント・システム)によるバッテリーのライフサイクル全体のインテリジェントな管理が特に重要であると考えています。

· エネルギークラウドを構築し、「電源、ネットワーク、負荷、エネルギー貯蔵」とマルチエネルギー包括的なインテリジェントエネルギーサービスプラットフォームを提供し、「風力・太陽光発電、エネルギー貯蔵、充電、工業及び建物の省エネ、基地局・データセンターの省エネ、配電網」などのシナリオのインテリジェント管理を実現し、エネルギーの「送電・配電・利用」のデータをつなげ、世界中のエネルギーを使うお客様にサービスを提供します。

 「カーボンピークアウト、カーボンニュートラル」の目標の早期達成のために、全産業界が一丸となって努力することが必要です。ファーウェイは一貫してオープンな協業をポリシーとし、技術、製品、産業のすべてのレイヤから、サプライヤー、インテグレーター、顧客など産業チェーンの上流下流、業界団体、標準化団体など全方位に積極的な協力関係を築いており、各業界のアップグレードを支援し、幅広くwin-winの協力関係を築いていきたいと考えています。

 最後になりますが、「ゼロカーボン・チャイナ」の活動が広東省で始動したことをうれしく思います。ご存じのとおり、広東省は活気に満ちた急成長を遂げている省であり、改革開放のフロンティアとして、その「実験地域」として、40年以上にわたり様々な分野で先駆的な取り組みを行ってきました。特に科学技術イノベーション分野では、広東省は4年連続イノベーション能力で全国トップを維持しており、世界のイノベーションの重要拠点として地位を築きつつあります。広東省が「クリーンな低炭素新技術・新産業」分野でも全国的なベンチマークとなることを期待しています。ファーウェイは、広東省の各界と協力し、産学研の連携維持、技術革新の促進、グリーン開発の実践によって、広東省が「カーボンピークアウト、カーボンニュートラル」の目標を達成するために尽力していきたいと思います。

 本日はどうもありがとうございました。


〔公式ページ〕
ファーウェイ・ジャパン

※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください