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【News Release】大日本印刷:ニューノーマルでの働き方改革を推進するAI審査サービスを提供開始

2021/2/1 15:22

【News Release】大日本印刷:ニューノーマルでの働き方改革を推進するAI審査サービスを提供開始

2021/2/1 15:22

発表日:2021年2月1日
発表者:大日本印刷
表 題:ニューノーマルでの働き方改革を推進するAI審査サービスを提供開始

 大日本印刷株式会社(本社:東京 代表取締役社長:北島義斉 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、2021年2月1日、SaaS(Software as a Service)型の「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」の提供を開始します。

 当サービスによって、紙やデジタルでの企業等の各種発行物に関する校正・校閲や、契約書・申込書等の審査などの業務負荷をAI(人工知能)を活用して省力化し、企業の働き方改革を推進します。デジタル化したワークフローで進捗等を管理するため、テレワークの進展によって多くの人が複数の場所から作業を行う場合でも、円滑に校正・校閲や審査などの業務を行うことができます。

【「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」開発の背景】

 多くの企業が取り組んできた働き方改革やテレワークへの対応が、コロナ禍をきっかけとしたニューノーマル(新常態)構築のなかで加速しています。そうしたなか、企業等の各種発行物の校正・校閲作業は、その多くが人手に依存しているため、効率化や人為的なミスの低減が求められています。例えば、商品パッケージの制作時には、各業界で遵守すべきルールのほか、ロゴやマークの表示方法など企業独自のルールに準拠する必要があり、社内外の多くの人々が部門横断的に校正・校閲に携わっています。

 DNPは、各企業の校正・校閲業務に共通する業務負荷の軽減を課題と捉え、サントリーコミュニケーションズ株式会社の協力のもと、AIを活用した審査サービスの実現に取り組んできました。2019年5月からは、飲料・食品メーカーを中心に36社と合同検証を実施してAIの精度の改善等を行い、実効性を確認できたことによって、今回サービスを開始します。検証を通じてさまざまな業界での需要が浮彫りになり、日清食品ホールディングス株式会社や明治安田生命保険相互会社などで採用され始めています。

 サントリーコミュニケーションズは、本サービスの運用によって、商品パッケージの校正作業を導入開始段階で30%、将来的には50%程度の省力化を見込んでいます。DNPは、AI精度のさらなる向上によって一層の効率化を目指すとともに、AI審査の普及に努め、業界を横断して共通する業務負荷を軽減し、社会全体での働き方改革につなげていきます。

 なお、DNPは本サービスの開発にあたり、株式会社インテリジェント ウェイブ、ブレインズコンサルティング株式会社、株式会社ヒューリンクス、AI inside株式会社の4社と協力しています。

【「DNP AI審査サービス(校正・回覧業務)」概要と特徴】

 画像文字認識と自然言語処理の2つのAIを用いて、各種発行物や契約書・申込書等の記載内容について、ルールへの適合や誤字・脱字のチェックなどを行い、正誤等の指摘事項を表示します。

 全ての内容を人の目でチェックしなければいけない状況に対して、本サービスの利用によってAIが指摘した事項を中心に人がチェックできるようになるため、校正・校閲作業の省力化と人為的なミスの低減を実現します。

■サービスの機能と主な特徴 : 以下の①②の校正・校閲機能を持ち、③のデジタルワークフローによる承認・回覧プロセスでオンライン化を実現しています。

①原稿比較 : Excel等で作成した栄養成分表示などの原稿とデザイン案を比較して、AIが差異を判定し、その個所を表示します。

②レギュレーション審査 : 表記・表現等のルールや約款などに記載されている注意文言(ガード文言)などをAIが学習し、問題のある箇所を判定します。
・ 業界ルールのほか、ロゴやマークの表示方法等の企業の独自ルールに準拠して審査します。
・ 過去の校正・校閲時の知見をAIが追加学習し、チェック機能を随時バージョンアップします。
・ 条件に応じて必須または禁止となる画像や文言の有無・サイズ・色などをチェックします。
・ 誤字・脱字への対応のほか、文書作成上の一部の禁則処理にも対応します。

③デジタルワークフロー : 複数部門にわたる校正・校閲・回覧・承認等のワークフローを設定し、追加情報や指摘事項の入力など、業務・承認プロセスをオンラインで効率的に遂行できます。

■サービス導入前にPoC(Proof of Concept:概念実証)を実施

 企業が本サービスの導入を検討するにあたり、サービスの適合性や費用対効果を確認・判断するため、AIの精度や既存の業務フローとの比較を行う初期分析と運用テストを実施します。あらかじめ費用対効果を想定することで、安心して導入いただけます。

■導入価格(税抜・参考価格)
商品パッケージ審査の場合 初期費用:400万円~、月額費用:45万円~
広告物審査の場合 初期費用:800万円~、月額費用:50万円~

〔公式ページ〕
ニューノーマルでの働き方改革を推進するAI審査サービスを提供開始
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください