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【News Release】小田急電鉄:AIを用いた踏切異常状態検知に関する実証実験の第2期に着手

【News Release】小田急電鉄:AIを用いた踏切異常状態検知に関する実証実験の第2期に着手

発表日:2021年1月28日
発表者:小田急電鉄
表 題:AIを用いた踏切異常状態検知に関する実証実験の第2期に着手

 小田急電鉄株式会社(本社:東京都新宿区社長:星野晃司)は、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社(本社:東京都港区代表執行役員社長:ジョン・ランカスターレノックス、以下、ノキア)が提供する「カメラ映像とAIによる異常状態検知システム(スペースタイムシーンアナリティクス)」を用いて、2021年2月1日(月)から6月(予定)まで、踏切内の安全性向上を目的とした実証実験(第2期)を、小田急小田原線「新宿1号踏切」「南新宿3号踏切」「代々木八幡1号踏切」の3踏切で実施します。この実証実験は2020年2月から3月にかけて実施した小田急小田原線「玉川学園前8号踏切」での実証(第1期)に続くもので、実用化に向け取り組むものです。

 本実証実験は、踏切監視カメラの映像を「スペースタイムシーンアナリティクス」を活用して解析するもので、既存の「踏切障害物検知装置」での検知が難しい“人の動き”を適正に検知することで、踏切内の安全性をより高めることを目的としたものです。踏切動作中に限り取り組んだ第1期では、AIによる誤解析などのエラーも見られた一方で、多くは期待どおりアラート動作をするなど、一定の成果が得られました。これを踏まえ、より実用化に近づけるべく取り組む第2期では、AIの解析素材の取得と並行して、交通量や規模の異なる複数踏切の同時解析による集中管理や、踏切動作前における踏切内での人の転倒などの異常検知についても検証します。これを通じて将来的に、AIによる解析結果を用いて付近を走行する列車を自動で停止することができる仕組みの構築を目指します。

 当社では、中期経営計画において鉄道の「先進的な技術による高度化」を掲げています。今後も、日本一安全な鉄道会社を目指して新たな技術導入等に積極的に取り組み、安心・快適に小田急線をご利用いただけるよう努めてまいります。なお、ノキアの「スペースタイムシーンアナリティクス」を鉄道の踏切に活用する取り組みは、世界で当社が初めてです。

〔公式ページ〕
AIを用いた踏切異常状態検知に関する実証実験の第2期に着手
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