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【News Release】NTTなど4社:千葉市におけるグリーン発電を活用したレジリエンス強化に向けた直流実証の開始について

【News Release】NTTなど4社:千葉市におけるグリーン発電を活用したレジリエンス強化に向けた直流実証の開始について

発表日:2021年1月14日
発表者:NTTアノードエナジー、TNクロス、日本電信電話、東京電力ホールディングス
表 題:千葉市におけるグリーン発電を活用したレジリエンス強化に向けた直流実証の開始について

 NTTアノードエナジー株式会社(代表取締役社長:高間 徹、本社:東京都千代田区、以下、NTTアノードエナジー)は、千葉市立白井中学校(以下、白井中学校)に対し、本日より、直流による電力供給実証を開始いたします。
背景

 NTTアノードエナジー、TNクロス株式会社(代表取締役社長:髙瀬 憲児、本社:東京都千代田区、以下、TNクロス)、日本電信電話株式会社(代表取締役社長:澤田 純、本社:東京都千代田区、以下、NTT)および東京電力ホールディングス株式会社(代表執行役社長:小早川 智明、本社:東京都千代田区、以下、東電HD)は、2020年4月より開始している「千葉市におけるスマートエネルギーシティの実現に向けた共同実証」のとおり、お互いが持つ技術・設備等を活用し、再生可能エネルギー(以下、再エネ)の導入促進やレジリエンスの強化を図ったスマートエネルギーシティの実現を目指し、千葉市において、「<1>避難所における電源バックアップ整備の支援」「<2>グリーン発電事業推進および直流送電を活用したレジリエンス強化」「<3>ICT活用による平時・非常時のエネルギー価値最大化」の共同実証を行っております。

 このうち、本実証は「<2>グリーン発電事業推進および直流送電を活用したレジリエンス強化」の一環とした取り組みとなります。

本実証の概要

 NTTアノードエナジーは、東日本電信電話株式会社(NTT東日本)の遊休地を利用して太陽光発電設備と蓄電池を設置し、停電時には、千葉市が避難所に指定している白井中学校へ自営線による直流供給を行います。企業・自治体等による、敷地外の第三者施設への自営線を活用した直流供給は、国内初※の取り組みとなります。具体的には、以下の検証および検討を進めてまいります。※NTTアノードエナジー調べ

(1)非常時における避難所への供給体制・運用手順等の確認および電力品質の検証

 停電等の非常時おいて、避難所に最低限必要な電力を直流供給することで、避難所としての機能維持を支援するとともに、直流供給における電力品質(電圧の安定性や負荷変動の追従性等)の技術検証を進めてまいります。

(2)平時における通信設備への太陽光発電および蓄電池による電力供給システムの検証

 平時において、高品質、高信頼を求められる通信設備に対して、太陽光発電および蓄電池による電力供給システムを実現するために、必要な雷害対策やノイズ対策等の技術検証を進めてまいります。

(3)本システムの更なる活用の検討

 本システムの最大活用を目指し、災害時には、通信ビルと避難所の間の電力融通が可能となるシステム構成や運用方法についても検討を進めてまいります。

今後の予定

 レジリエンス強化と再エネ拡大に向けて、TNクロスが選定された「避難所への再エネ等導入事業」にもとづき太陽光発電設備や蓄電池の導入を進めてまいります。また、千葉市におけるスマートエネルギーシティ実現に貢献するため、NTTグループが有する情報通信技術や蓄電池運用技術、東京電力グループが有する電力制御技術の活用等により、地域内の再エネや蓄電池、需要家設備、既存の電力系統を高度に連携・制御し、分散型エネルギーの有効活用に向けた仕組みの構築、地域のエネルギー価値を高める取り組みを進めてまいります。

〔公式ページ〕
千葉市におけるグリーン発電を活用したレジリエンス強化に向けた直流実証の開始について
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください