発表日：2020年9月25日
発表者：四国電力株式会社
表　題：高知県南国市におけるスマート農業への取り組みと新会社の設立について

四国電力株式会社（本店：香川県高松市、社長：長井啓介）と農林中央金庫（本社：東京都千代田区、理事長：奥和登）は、四国の基幹産業である農業の活性化に向けた新たな事業を行うため、農業法人「Ａｉtｏｓａ（アイトサ）株式会社」（本社：高知県南国市、以下「新会社」）を本年１１月２日に設立いたします。

農業従事者の高齢化や後継者不足による就農人口の減少、耕作放棄地の増加など、地域農業は多くの課題を抱えており、近年、こうした課題の解決に向けて、ロボットやＡＩ、ＩｏＴを駆使した最先端の農業、いわゆる「スマート農業」の技術開発に期待が高まっています。

新会社では、こうした「スマート農業」に着目し、南国市に栽培用ハウスを建設したうえで、地元の主要産品である「シシトウ」の生産を通じて、産地の維持・拡大に貢献するとともに、生産現場の省力化に資するスマート農業技術の研究開発・導入に取り組むこととしています。具体的には、作業負担の大きい農薬散布と収穫作業の省力化を図るため、先端農業技術の知見を有する農業ベンチャー「銀座農園株式会社」と共同で、ＡＩによる画像認識技術の構築と、農薬散布および収穫用ロボットの実用化に取り組みます。

また、高知県のＩｏＰプロジェクト※と連携し、ハウス内の環境データや植物の生体データに基づく効率的な栽培手法の確立を目指すとともに、将来的には、ここで得たスマート農業技術の知見・ノウハウを地域に水平展開することで、新規就農者の増加や既存農家の経営効率化を図り、産地の維持・拡大に繋げてまいりたいと考えています。

なお、当社は、新会社の設立に先立ち、本年１０月２３日、高知県、南国市およびＪＡ高知県との間で、企業進出協定書を締結することとしており、今後、地元の自治体や関係機関、生産者の皆さまと連携しながら、本事業を推進してまいります。

〔公式ページ〕
▷高知県南国市におけるスマート農業への取り組みと新会社の設立について
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