パナソニックライフソリューションズ社は1月9日、高齢者福祉施設で行った「リズムサポート照明システム」の実証実験結果を発表。生活リズムを保ちやすくし、夜間の落ち着きを促すことを確認。夜勤スタッフの負担が軽減されるなどの影響もみられたする。
一般に人は朝になると目が覚め、日中に活動し、夜になると眠くなって睡眠する。このリズムは昼夜の明暗サイクルがない場所では、24時間ちょうどにはならず、少し長いことが多いと知られている。そのため、毎日少しずつリズムを調整し24時間サイクルにあわせる必要があるという。
「リズムサポート照明システム」は調光・調色可能なLED照明器具と制御システムで構成され、照明の明るさと色を1日の自然光に合わせて独自の特定スケジュール(特許出願中)で運用するというもの。
同社は試験導入した老人保健施設で入居高齢者およびスタッフについて実証実験を実施。結果、従来照明(白色)環境下に比べ、同システム利用後では、入居者が夜間に寝ている時間の割合が12%増加、夜勤スタッフが推奨時間帯に横になれた時間が46分増加したとしている。
〔参照〕
▷高齢者福祉施設向け「リズムサポート照明システム」で実証実験を実施
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