東京ガスと同社100%出資子会社である東京ガスエンジニアリングソリューションズは1月8日、グループ事業所に分散設置している太陽光発電、蓄電池、ガスコージェネレーションシステムを自動で統合制御するバーチャルパワープラント(VPP)を実用化・運用を開始した。
東京ガス横浜研究所と平沼ビルの太陽光発電電力利用も考慮した建物電力負荷に応じ、東京ガスエンジ幕張地域冷暖房センターのガスコジェネで発電した電気を自己託送により送電する。複数サイト間における電力需給関係において高いレベルでの同時同量を実現したとしている。
各設備を統合制御するVPPシステムとして遠隔自動制御システムを活用。常時監視データを用いて複数サイトの建物電力負荷や太陽光の出力変動を短期的かつ高い精度で予測し、ガスコジェネからの送電量を最適化、突発的な細かい変動分を蓄電池で吸収するなど、全体統合制御により気象条件の変動や急激な建物受電量の変化にも対応。需要と供給のバランスを絶えず保ち続けるという。
今後、環境性・経済性に優れた再エネ電源も含む分散型エネルギーシステムの最適化・地産地消への応用が期待できるとした。
〔参照〕
▷太陽光発電、蓄電池およびガスコージェネレーションシステムを組み合わせたバーチャルパワープラントの運用開始について
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