訃報

元カネカ専務の八田幹雄氏が逝去

2019/11/20 0:00

元カネカ専務の八田幹雄氏が逝去

2019/11/20 0:00

 カネカで専務執行役員、カネカソーラー販売では社長や会長を歴任した八田幹雄氏が、10月12日にがんのため逝去した。享年72歳。通夜および葬儀は百合ヶ丘家族葬ホールで行われた。
 同氏は1970年に慶應大学文学部社会学科を卒業後、カネカの前身である鐘淵化学工業に入社。建材事業部では断熱材営業で全国各地を奔走し実力をつけ、2000年頃には旭ホームズ社長やカネカのソーラーエネルギー事業部長も務めた。中でも、大手プレハブメーカーとの瓦一体型太陽光発電パネルの製造でアライアンスに尽力したことは、同業界内でも知る人ぞ知る多大な貢献であった。晩年には、太陽光販売・施工店の顧問やコンサルティング事業に汗をかき、そのバイタリティと快活な人柄を活かした人間力で、多くの人と人を繋げ、太陽光発電業界に寄与した。八田氏をよく知る人物は「太陽光発電に対してとても想いが熱かった人。我々はその思いを引き継がなければならない」と後生としての責務を語る。