News Release

【News Release】大林組:建設業界におけるブロックチェーン活用に向けた実証実験を開始しました

2020/12/24 18:00

【News Release】大林組:建設業界におけるブロックチェーン活用に向けた実証実験を開始しました

2020/12/24 18:00

発表日:2020年12月24日
発表者:株式会社大林組
表 題:建設業界におけるブロックチェーン活用に向けた実証実験を開始しました

株式会社大林組(本社:東京都港区、代表取締役社長:蓮輪賢治)は、株式会社digglue(本社:東京都台東区、代表取締役CEO:原英之)の協力のもと、建設現場で利用するコンクリート受入検査システムの検査データをブロックチェーン(※1)上に記録するシステム(以下 検査履歴管理システム)を開発し、建設業界におけるブロックチェーン活用に向けた実証実験を開始しました。

近年、安全意識や環境意識の向上に伴い、他産業でトレーサビリティの取り組みが増える中、建設業では施工プロセスのさらなる透明性の確保が課題となっていました。大林組は、今までも改ざんを防止・検知する機能をコンクリート受入検査システムに実装していましたが、システムの脆弱(ぜいじゃく)性を突かれ、外部からの攻撃によりデータを改ざんされるリスクがありました。そのため、新たにブロックチェーンの仕組みを利用し、建設現場での検査データの信ぴょう性をさらに高める取り組みに着手しました。

検査履歴管理システムは、建設現場のコンクリートを受け入れる際にコンクリート受入検査システムへ測定値や写真などのデータを記録し、検査履歴管理システムのデータベースにアップロードします。それと同時に、データのハッシュ値(※2)をブロックチェーンに書き込みます。そして、コンクリート受入検査システムのデータから再作成したハッシュ値とブロックチェーン上のハッシュ値を突合(とつごう)し、一致すれば改ざんがないことを証明できます。一方、一致しなかった場合には、検査履歴管理システム上に記録された変更履歴とブロックチェーン上のハッシュ値を照らし合わせることで、改ざんが発生したタイミングを追跡することが可能となり、検査履歴の透明性の向上が期待できます。

〔公式ページ〕
建設業界におけるブロックチェーン活用に向けた実証実験を開始しました
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。