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自然電力:太陽光+蓄電池+EMS 施設向けに提供開始

自然電力:太陽光+蓄電池+EMS 施設向けに提供開始

 テスラ社の産業用蓄電池の認定施工会社である自然電力は6月22日、太陽光パネル・蓄電池・最適制御システムを組み合わせたサービス「ミニマムグリッド」を提供開始した。第1号事例として、宮崎県都城市の福祉施設において設備導入を行い、2020年5月に運転開始、2020年6月10日に引き渡しを完了している。



 同サービスは、施設単体の防災対応力を高めるだけでなく、地域コミュニティにおける防災用のエネルギー拠点としての活用を見込んでいる。太陽光パネル・蓄電池・最適制御システムを組み合わせたメリットを最大限活用しながらも、くもりが続く時期や電力を多量に使う時は送電線から電気を購入するため、安定して電気を利用できるとしている。

 導入にあたっては、需要家が補助金等を活用して自己所有する方式と、第三者所有・電力販売(TPO-PPA)モデルにより施設側の初期設備投資をゼロとする方式の2種類を提案し、施設側の設備導入によるハードルを軽減している。

 第一号事例となる福祉施設「長遊園」では、太陽光発電設備(200kW)と、テスラ社の産業用蓄電池Powerpack(出力58kW/容量232kWh)・最適制御システムを一括で導入している。今回の導入により、同施設では災害時に停電した場合でも、夏季・冬季の冷暖房など最低限必要な設備を最短2日程度、晴れの日が続けばそれよりも長い間維持できる。また、当初より同施設の電気代は、同規模の施設に比べ節電仕様のため約半分まで効率化され、さらなる電力購入量の削減を見込んでいる。

〔参照〕
自然電力:太陽光発電システム・蓄電池・最適制御システムを組み合わせた 「ミニマムグリッド」をサービス提供開始 ~第一号事例として福祉施設での災害対策とコストカットを両立~

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