調査レポート

建設業の新卒研修「活かしきれていない」30%超

2020/6/2 14:40

建設業の新卒研修「活かしきれていない」30%超

2020/6/2 14:40

 アーキ・ジャパンは6月2日、建築業界の新卒研修担当経験者を対象に研修についての調査を実施した。

 まず研修内容については55.4%が「会社の理解を深める研修」、41%が「ビジネスマナー研修」、36.7%が「業界研修」とし、研修期間は「2週間未満」が38.4%と最も多かった。建設業として欠かせない研修内容については「技術力向上研修」「基礎的な建築関連法とコンプライアンスの意識の定着」「施工図作成」など専門知識や技術を蓄える研修が必要とした。身につけて欲しいこととしては「ビジネスマナー(85.5%)」「技術力(72.8%)」に次いで「コミュニケーション能力(66.3%)」と回答していた。

 一方担当者は「配属後に研修内容が活かしきれていない(31.9%)」など様々な悩みや課題を抱えていることが分かった。解決すべく今後「ジョブローテーション(25.8%)」「チームビルディング研修(20%)」など実践的な研修を取り入れたいとする。新卒者の関心を惹くため35%の会社は他にはないユニークな研修を行っているとし「俳句」「山登り」「トラブルシューティングの模擬テスト」「ヒッチハイク旅行」などが挙げられた。一見実務と関係のない内容でも形はどうあれ、伝えたい事が伝わる内容の研修を行うことが大切とした。

〔参照〕
【建設業界の研修担当者1,048人に回答!】研修内容が活かしきれてない!?研修担当者が抱える悩みや課題が判明!外せない研修や企業のユニークな取り組みとは

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