京葉ガスとセンスウェイは5月22日、各種環境センサーデータを活用し、快適な空間を実現する空調IoTソリューションを共同開発した。同プロジェクトは、柏の葉アーバンデザインセンター＜UDCK＞（事務局）、柏市、三井不動産らを中心として運営される千葉県柏市・柏の葉キャンパスの街を舞台にした実証プラットフォーム「イノベーションフィールド柏の葉」の支援プロジェクトとして行ったもの。

　このソリューションは、電池駆動で設置が容易なセンサーを用いて建物内の温度・湿度・CO2濃度を定点測定した結果をタイムリーに可視化し、空間内の人数に応じて経時変化するCO2濃度を「人の数や動き」を反映するデータとして活用するというもの。

　機器本体の設置場所に制約がなく、室内環境や人の密度を把握したい場所を自由に選定し測定ができるほか、導入に際して工事が不要であるため、既存建物での採用も容易。また、温湿度などのデータは容量を小さく抑えたことで、低消費電力で環境情報の取得が可能となる。

　今後、両者は同ソリューションの実証の場として柏の葉T-SITEで蓄積した測定データを基にさらなる活用方法を検討し、屋内の環境変化に連動した空調制御など、より簡単に快適空間を実現するサービスの研究開発を進めていくとした。

〔参照〕
▷京葉ガス・センスウェイ：商業施設向け空調IoTソリューションを共同開発 ～IoTを活用した空調制御によって快適空間を実現、柏の葉T-SITEへ導入～

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