調査レポート

卒FITに関する意識調査 大容量PV所有者ほど積極的に対策

卒FITに関する意識調査 大容量PV所有者ほど積極的に対策

 積水化学工業住宅カンパニーの調査研究機関である住環境研究所は3月25日、2009年度にセキスイハイムの新築住宅を建築、太陽光発電システム(PV)を設置し、19年度に卒FITを迎える全国790名のオーナーを対象に実施した「卒FITに関するお客様の意識調査」の結果を発表した。

 PV採用の満足度については、採用後10年でも約8割が「満足」と回答。「光熱費削減効果」「省エネ・環境配慮意識の向上」「災害時の安心確保」を実感し、容量が大きいほど満足度が高いことが分かった。余剰電力の売電先やプランの変更については、全体の約6割が検討、うち半数は売電先を変更している。特に5kW以上のPV所有者ほど売電先の変更が進んでいた。蓄電池の保有率は全体の約14%だったが、所有・リースの希望としては全体の約半数が前向きな回答を示した。PV容量が大きいオーナーほど卒FIT対策として、蓄電池設置率、設置意向が高い傾向であることが明らかとなった。
 
「卒FITに関するお客様の意識調査」
調査対象:2009年度に新築住宅を建築しPVを設置した、19年度に卒FITを迎えるセキスイハイムにお住いのお客様
調査エリア:沖縄県を除く全国
調査方法:郵送で調査案内→WEBアンケート回答
調査時期:2019年12月20日~2020年1月8日
サンプル数:790件

〔参考URL〕
住環境研究所:「卒FITに関するお客様の意識調査」について -太陽光発電システム容量が大きいほど満足度が高く、卒FIT後の対策に積極的-