断熱・窓

YKK AP、長野県で新築レベルの断熱&耐震性能リノベ

2020/3/12 16:00

YKK AP、長野県で新築レベルの断熱&耐震性能リノベ

2020/3/12 16:00

 YKK APは3月12日、長野県のビルダーのリューケンハイムと協働でHEAT20G2相当と耐震等級3相当のリノベーションを行った。両者のコンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに公開し、ノウハウ提供や地域への情報発信に活用していく。



 同物件は『信州 小諸の家』は長野県小諸市内の築45年の木造建築で、一般的な新築の断熱と耐震性能を上回るレベルへとリノベした。具体的には同社のトリプルガラス樹脂窓『APW 430』や大開口スライディング窓『APW511』へ入れ替えた。結果断熱性能が改修前の1.45W/(㎡・K)から改修後の0.24W/(㎡・K)へと約6倍に向上した。耐震性能は開口部耐震商品『FRAMEⅡ』を採用し、震度6の場合に「倒壊する可能性がある」評価から「倒壊しない」まで引き上げた。

〔参照〕
戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト 『信州 小諸の家』


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LIXIL、断熱×IoT×レジリエンス性の高いリノベ実証棟開設
(2020年2月14日掲載)

 LIXILは2月14日、田村産業と協働でZEHとIoT、レジリエンスを両立するリノベーション実証棟を開設した。

 開設した『福島実証棟』は築26年の中古戸建住宅に、既存住宅の外側に付加断熱パネルと金属サイディングを取付ける『SW工法リフォーム』を用いて一般的な新築住宅以上となるHEAT20G1レベルの断熱性能を実現した。また、スマートスピーカーによる音声操作や見守りなどが可能となるIoT技術『Life Assist』を採用している。そのほか耐震リフォーム工法の活用や軽量で建物への負担が少ない鋼板屋根材への吹き替え、防災備蓄食材を収納したパントリーを設けるなどレジリエンス性も高めた。

 同物件は約1年間モデルハウスとして公開し、ノウハウの提供や地域の情報発信として活用するという。室内の温熱環境などの検証も同時に行い、安心して長く住み続けられるストック住宅の普及促進に向けて貢献するとした。

〔参照〕
“人生を楽しむ”をコンセプトとした最先端リノベーション住宅 田村産業(福島県田村市)と協働で、「福島実証棟」 を開設


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YKK AP、新築以上の断熱&耐震性能のリノベ物件竣工
(2020年2月14日掲載)

 YKK APは2月14日、広島市のマエダハウジングと共働で中古戸建住宅の性能向上リノベーションを行った。

 今回リノベを行った『広島 三入の家』では断熱と耐震が一般的な新築住宅の性能を上回るレベルまで向上させた。同社製のトリプルガラス樹脂窓『APW430』へ入れ替えたことなどで、断熱性能が改修前の約4.3倍でHEAT20G2グレード相当となるUA値0.41を達成した。耐震性能は開口部耐震商品『FRAMEⅡ』を採用し震度6強でも倒壊しない耐震等級3相当をクリアした。

 同物件は両社のコンセプトモデルハウスとして事業者や一般向けに公開し、性能向上リノベーションのノウハウ提供や地域への情報発信に活用していくとしている。

〔参照〕
築30年中古住宅をマエダハウジング(広島市)と共働し安心・快適な住まいに再生 戸建性能向上リノベーション実証プロジェクト 『広島 三入の家』