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ユカイ工学、東京ガス等から5億円の資金調達

2020/3/5 12:00

ユカイ工学、東京ガス等から5億円の資金調達

2020/3/5 12:00

 ユカイ工学は3月5日、東京瓦斯など4社から事業拡大加速資金として合計5億円の資金調達を行った。今回の調達により、累計調達額は約6億円になる。



 同社はコミュニケーションロボットの『BOCCO』をはじめとしたIoT製品を開発するベンチャー企業。同製品を使った高齢者、子育て支援サービスを19年6月から東京ガスと共同で提供している。今後その他の利用シーンにも拡大するためにパートナー企業との長期的、かつ戦略的提携が必須と考え、第三者割当増資による資本提携を締結するに至った。調達資金は研究開発や人材の採用、育成に充当する。引受先各社とは事業連携をより強化し、将来的には上場を目指すとした。

 第三者割当増資引受先は以下の通り。

○東京瓦斯
○フュートレック
○日本ベンチャーキャピタル
○環境エネルギー投資

〔参照〕
コミュニケーションロボットのユカイ工学株式会社が 東京ガス、フュートレック、 日本ベンチャーキャピタル、環境エネルギー投資から シリーズAラウンドで総額5億円を調達


【関連記事】
鍵のIoTベンチャー、39億超の資金調達 累計50億円に
(2020年1月23日掲載)

 ビットキーは1月23日、計3,903百万円の資金調達を実施した。ゴールドマン・サックスなど10社から約3,440百万円の第三者割当増資と、りそな銀行及びみずほ銀行から406百万円の融資を受けた。累計調達額は約5,000百万円となる。

 同社は、19年4月に発売したスマートロック『bitlock LITE』を12万台以上売り上げている。ユーザーからの開発要望や新機能追加に対応すべく、調達資金はセールス・カスタマーサクセス(CS)・開発の人員増や体制強化に利用する。また他事業ドメインにおける新製品の開発と併せて、ID連携・認証と権利処理の『bitkey platform(ビットキープラットフォーム)』の海外展開の準備を進めるとした。今回の調達により20年中にシリーズ受注台数100万台を目指すという。

 第三者割当増資引受先は以下の通り。

○阪急阪神不動産(コーポレートベンチャーファンド)
○グッドパッチ
○グローバル・ブレイン
○ゴールドマン・サックス
○CEJキャピタル
○新生企業投資
○フルタイムシステム
○マーキュリアインベストメント
○三井不動産
○他 1社

〔参照〕
【プレスリリース】株式会社ビットキー総額39億円超のシリーズAラウンド資金調達完了のお知らせ


【関連記事】
IoTねこトイレベンチャー、資金調達2億円超
(2019年12月25日掲載)

 ハチたまは12月25日、マネックスベンチャーズなどから第三者割当増資により合計2億円超の資金調達を実施した。

 同社は自動で猫の健康状態を取得し通知するスマートねこトイレ『toletta』の開発を手掛ける。利用頭数は2,000頭、データ件数が100万件を突破している。調達資金はAIによる健康状態自動判定や獣医師との連携システムの開発にあてるとする。

〔参照URL〕
ハチたま:tolettaが2億円超の資金調達を実施!