AI・IoT

パナソニック:工務店向けDXサービス開始

2021/10/4 14:00

パナソニック:工務店向けDXサービス開始

2021/10/4 14:00

 太陽光発電や電気工具・配線器具など電設機器全般を手掛けるパナソニックエレクトリックワークス社は10月4日、中小工務店のサービスレベル向上を目的としたクラウドサービスの展開を開始した。基本料金は1企業あたり月額22,000円(税込)からの従量課金制で、5件までの同時進行案件を管理可能。6件目以降は1件数千円の追加費用が発生する仕組みとなる。利用ID数、データ量ともに無制限で、協力会社と施主は無償で活用できる。



 「住むひとにも建てるひとにもグッドな家づくり体験を」と想いを込めた新サービス『sumgoo(スムグー)』は、工務店の事業フローである集客、プラン提案、施工、アフターフォローまでの全工程を管理・改善するDXツール。顧客・案件管理、タスク機能、施主とのコミュニケーションツールなどが一体となり、家づくりに必要なすべての情報が共有できるものである。経営者・営業・工務・施主の4者にとって見やすいダッシュボードを構築していることも特徴だ。同システムは、基幹システムや施工管理システムとは違った新たなジャンルとして展開するため、既設システムとバッティングしない強みもある。

 このシステムの最大の利点は、業務管理にあたり工務店の基本業務フローをテンプレートとして用意している点にある。DXツールの導入に際し、最初のハードルとも言える“定着”を、同社が独自に構築したプロセスを基に全体業務の8割をカバー。その後は各利用者がカスタマイズすることで初期導入における課題解消を図っている。

 一方顧客に対しては、現在の進捗報告や企業とのやり取りをはじめ、住設機器の仕様を確定させるなど施主にお願いすべきことを共有でき、確認の抜け・漏れの抑制に繋げられる。

 工務店の生産性とサービスレベル向上をサポートし、顧客から指名される店づくりに貢献するとした。

〔参照〕
パナソニックエレクトリックワークス社:工務店向けクラウドサービス「sumgoo(スムグー)」を開始