アイリスオーヤマは7月中旬より、独自の無線制御システムである「LiCONEX(ライコネックス)」の機能を強化し、照明を介して消費電力をはじめ様々なデータを受信できる「LiCONEX3.0」を発売する。
「LiCONEX」は、2017年に市場投入した独自の通信プロトコル採用の無線制御システム。これによりユーザーは、設置の際に大掛かりな配線工事を必要とする有線の照明制御システムと比較して初期投資を大幅に抑制できるという。また、専用端末に加え、タブレットやスマートフォンなど様々な機器から操作することで、照明器具を個別に制御でき、個々の機器ごとに不要な消費電力を削減できるとする。
新製品は、従来の照明制御機能に加え、照明を介した無線データ通信により建物にとって必須である「照明」を介して、建物の隅々まで堅牢な無線ネットワークの構築を実現。個々の照明器具から消費電力などの膨大なデータをベースモジュールに伝送でき、管理端末で確認できるため、個別の消費電力の無駄を省いたり、電力使用のピーク時の対策を行うといった効率的な節電が行える。
また、LiCONEXに対応したセンサーと連携すれば、個々のセンサーが感知した情報を収集し、消費電力に加えて温度管理や店舗の混雑状況の把握など多様なデータを管理できる。さらに、進化した通信方式を採用することで、制御できる照明が従来比2倍の4,000台に拡大しており、より大規模な施設での照明の一括操作を通じて、消灯の見回りなどの負担軽減に繋がるとした。
〔参照〕
▷アイリスオーヤマ:業界初 照明を介した双方向通信が可能 より効率的にエネルギー管理ができる無線制御システム「LiCONEX3.0」にバージョンアップ
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2022/6/3 15:00
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