調査レポート

Yper:置き配用バッグの利用で再配達7割減

2020/5/20 19:28

Yper:置き配用バッグの利用で再配達7割減

2020/5/20 19:28

 Yperは5月20日、置き配用バッグの導入によって再配達が7割以上減少されたと発表した。



 同社は1月20日から2月16日までの間、八尾市グリーン交通・配送推進協議会と共同で物流における再配達削減とCO2削減を目的とした実証実験を行っていた。対象は大阪府八尾市の簡易宅配ボックス『OKIPPA』を無償配布した724世帯とし、対象者と配送員へのアンケートを実施してきた。この実験の結果、再配達は7割以上減少し再配達率は全国平均16%に対し12.57%になったとしている。併せて利用により配送員の44.4%が配達に対する心身の疲れやストレスが軽減したことも判明した。また、配達員の88.9%が再配達を削減できると感じ、94.5%が同製品の普及の要望も見られた。

 同実験は八尾市全域に告知されていたが、期間中3,684件の荷物受け取りのうち盗難やいたずら報告は0件だったとする。一方「『OKIPPA』を指定しても使われなかったケース」が発生していたことから、配達員に対して同製品の認知度の向上を目指すとした。

〔参照〕
【プレスリリース】宅配バッグOKIPPA 95%の配送員が「普及してほしい」と回答 非対面配送の実証実験で再配達7割削減

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