リンナイは5月12日、全国20~60代の男女1000人を対象に4月11・12日間で行った「カビに関する意識調査」結果を発表した。今回のアンケート調査にあたり、 生活環境や人に対し病原性のあるカビを専門に研究している、千葉大学真菌医学研究センターの矢口貴士准教授が監修した。
1年で最もカビが気になる時期は梅雨時期だと答えた人は約7割にのぼり、カビに関する悩みとしては全体の80.8%が「掃除をするのが大変」と回答。そのほか、「水回りの汚れ(60.9%)」や「臭い(43.7%)」が続いた。
多くの人が「浴室内(84.4%)」に発生するカビに悩む一方で、カビが気になる時期にも関わらず「いつもより掃除の頻度を増やした」と回答したひとは僅か16.4%という結果になった。そのなかでも「週1度」以上カビ掃除を行うひとは約3割という頻度だった。矢口准教授は「週1回程度のカビ掃除が妥当」とするも入浴後の石鹸カスや乾燥といった浴室の管理を徹底するよう促している。
浴室の換気扇使用に関しては49.3%が「入浴後の数時間」、28.9%が「常時稼働(24時間換気)」と回答していることが分かった。カビ発生関しては「24時間換気や浴室暖房乾燥機の使用が抑制に繋がる」(矢口准教授)とコメントしている。
【調査概要】
調査 時期:2020年4月11日~4月12日
調査 方法:インターネット調査
調査 対象:20~60代男女計1,000人
調査エリア:全国47都道府県
〔参考URL〕
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