医療・介護

ウェルモ、電力センサー活用した見守り実証実験開始

ウェルモ、電力センサー活用した見守り実証実験開始

 ウェルモは4月13日、AI・IoTなどの先端技術を活用したプロジェクトを福岡市がサポートする『福岡市実証実験フルサポート事業』に採択された。東京電力パワーグリッド(以下、東電PG)、エナジーゲートウェイ(以下、EG)と共同開発するセンサー情報活用型宅内モニタリングシステムの事業化に向けた実証実験を6月より福岡市で開始する。

 同実験では、電力センサーや人感・温湿度などのセンサーを基に生活行動や異常状態を推定した結果をモニタリングシステムに連携し、介助者に報告する『電力、センサー情報を用いた居宅内モニタリングシステム』を活用する。独居の要介護者が介護サービスを受けていない時間帯の生活実態を把握することで、より実態に即した介入やプランの作成・見直しにに繋げる。併せて介護人材・家族の負担軽減を目指し、機能改善やサービス満足度などについて検証を行う。



 同事業の各社の役割として、東京PGは家電の電気使用量のデータを基に生活行動を推定するIoTプラットフォームを活用する。データは子会社のEGが保有する住宅全体の電気使用状況を家電製品の種類ごとに分離し、使用の変化をリアルタイムに検知する技術を活用する。このプラットフォームからの分析情報を基にウェルモは、介護のノウハウや知見を用いてモニタリングシステムを構築し、サービスを展開する。ケアプラン作成支援AIとの連携によるケアプラン作成支援も提供するとした。

〔参照〕
「福岡市実証実験フルサポート事業」への採択が決定、「電力、センサー情報を用いた居宅内モニタリングシステム」の実証実験を福岡市で開始