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【News Release】レノバ:米領サモアにおける蓄電池併設型陸上風力事業の実現に向け日本工営株式会社と共同で SPC を設立

2021/12/10 18:00

【News Release】レノバ:米領サモアにおける蓄電池併設型陸上風力事業の実現に向け日本工営株式会社と共同で SPC を設立

2021/12/10 18:00

発表日:12月10日
発表元:レノバ
表 題:米領サモアにおける蓄電池併設型陸上風力事業の実現に向け日本工営株式会社と共同で SPC を設立

 株式会社レノバ(東京都中央区、代表取締役社長 CEO 木南 陽介)は、日本工営株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 新屋 浩明 以下「日本工営」といいます)とともに、米領サモア Tutuila 島(以下「Tutuila 島」といいます)における蓄電池併設型陸上風力事業の実現に向け、米国デラウェア州に Pacific Rim Energy Inc.及び米領サモアに Tutuila Wind Energy LLC を設立し、米領サモアの公機関である American Samoa Power Authority(以下「ASPA」といいます)との電力購入契約の契約上の権利を取得いたしました。
 米領サモア最大の島である Tutuila 島は、発電量の 90%以上を島外から輸入した軽油による発電で賄っており、2021 年 11 月時点で住宅向け電力価格は 33.3US セント/kWh と非常に高価となっています。このような背景から、米領サモアは 2016 年 9 月に公表したエネルギーアクションプランにおいて、2025年までに米領サモア全体の発電量に占める再生可能エネルギー比率を 50%、2040 年までに 100%とする目標を掲げています。
 本事業の実現によって、Tutuila 島の発電量に占める再生可能エネルギーの比率を 50%以上に高めることが見込まれており、米領サモアの脱炭素化及び電力価格の低減に大きく寄与することが期待されています。Tutuila 島の系統は小規模のため、出力変動の大きい風力発電の導入に向けては技術的な課題もございますが、当社が有する再生可能エネルギー発電所の開発に関する知見と、日本工営が有する蓄電・系統安定化に関する知見を合わせ、事業性の調査・検討、また環境影響評価を含めた各種許認可の取得等を行い、米領サモアの課題解決に向けて ASPA と協働して事業を進めてまいります。
 世界各国で脱炭素化に向けた再生可能エネルギーの導入が進められる中で、島嶼部など小規模な系統の環境における再生可能エネルギーの導入に対する技術的課題の解決が求められています。当社のミッションである「グリーンかつ自立可能なエネルギー・システムを構築し枢要な社会的課題を解決すること」の実現に向け、今後も再生可能エネルギーの導入に伴う諸課題に正面から取り組み案件の開発を進めてまいります。

事業概要
名称(仮) American Samoa Hybrid Wind Project
事業主体 Tutuila Wind Energy LLC(*1)
建設地 米領サモア Tutuila 島
設備容量(計画値*2) 風力発電所:42.0MW
          蓄電池:40MWh
事業期間 商業運転開始後 25 年間

*1: Tutuila Wind Energy LLC の出資比率は Pacific Rim Energy Inc.:100%、Pacific Rim Energy Inc.の出資比率は株式会社レノバ:50% 日本工営:50%です。

*2: 今後の技術的検討を踏まえ変更の可能性があります。

〔公式ページ〕
レノバ:米領サモアにおける蓄電池併設型陸上風力事業の実現に向け日本工営株式会社と共同で SPC を設立
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください