発表日：12月8日
発表元：損保ジャパン等4社
表　題：マクニカ×芙蓉リースグループ×損保ジャパン協業による「自動運転実装ワンストップサービス」の開発および自動運転向けメンテナンスリースの提供を開始

　半導体、ネットワーク、サイバーセキュリティ、AI/IoTにおけるトータルサービス/ソリューション・プロバイダーの株式会社マクニカ（本社所在地：神奈川県横浜市、代表取締役社長：原一将、以下マクニカ）と芙蓉総合リース株式会社（本社所在地：東京都千代田区、代表取締役社長：辻田 泰徳）および芙蓉オートリース株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：長野 克宣、以下芙蓉オートリース）、損害保険ジャパン株式会社（本社所在地：東京都新宿区、代表取締役社長：西澤 敬二、以下損保ジャパン）は、「自動運転実装ワンストップサービス」を共同開発し、提供します。

　現在日本では、自動車事故の削減、ドライバー不足への対応、高齢者等の移動手段の確保、ＣＯ²削減など、交通に係わる多くの社会課題を抱えています。自動運転技術の活用は、これら多くの課題を解決するソリューションとして期待されています。

　しかしながら、自動運転の実装には、自動運転車両の走行に関する高度な専門技術と知識が不可欠であり、かつ、高額な設備投資が発生します。また国内において、自動運転車両のメンテナンスや搬送の体制、万が一事故等が発生した場合の責任関係が複雑であることも課題です。
　そこで、マクニカ、芙蓉リースおよび芙蓉オートリース（以下芙蓉リースグループ）、損保ジャパンは、それぞれが保有する強みを組み合わせ、自動運転車両の活用提案から実装、運用に至るまでを一貫してサポートする「自動運転実装ワンストップサービス」を共同で開発し、提供します。

　マクニカは、自動運転技術の知見やコンサルティングの経験をベースに、実証実験の企画立案から自動運転の実装作業、オペレーションまで、お客さまをトータルでサポートします。また、世界中のネットワークを活かして、お客さまのご要望、ユースケースに合わせた自動運転ソリューションを提供します。

　芙蓉リースグループは、自動運転実証実験支援サービスプログラム*1を提供しています。そして今般、自動運転車両リースの事業基盤と保有する整備工場ネットワークを活かし、実装時の自動運転車両向けメンテナンスリースを新たに提供します。

　損保ジャパンは、安心・安全な自動運転導入をサポートするインシュアテックソリューション「Level IV Discovery」*2の開発を進めています。今回の協業を通じて導入エリア・走行ルートに対する自動運転リスクアセスメントを提供するほか、自動運転専用保険プラン（自動車保険）やロードアシスタンスサービスといった運用を実施する上で必要なサービスを提供します。

　このように各社の強みを組み合わせることで、自治体や各企業等の自動運転の実装をワンストップで支援していきます。

　さらに、今後、マクニカと芙蓉リースグループ、損保ジャパンは、お互いの保有する整備工場やレッカー事業者のネットワークを相互に共有し、自動運転のサービス運用におけるメンテンナンスサポート体制を構築していきます。

　マクニカと芙蓉リースグループ、損保ジャパンは、それぞれの強みを組み合わせることで自動運転の社会実装を加速し、様々な社会課題の早期解決に貢献していきます。

●自動運転実装ワンストップサービス
　マクニカと芙蓉リースグループ、損保ジャパンが提供する「自動運転実装ワンストップサービス」では自動運転の実証実験、社会実装だけでなく自動車保険、定期メンテナンス、車検更新、モビリティとデータを利活用した新たなサービスプランの設計による提案からアフターサービス、移動×あらたなサービスモデル設計までがワンパッケージとなっています。
　これにより、各社が持つ様々なケイパビリティを発揮できるサービスを提供します。

●自動運転車両情報（例）
車両情報：自動運転シャトルバス（NAVYA）
自動運転システム搭載：ハンドルなし（セーフティ機能あり）
乗車定員：15人（座席11人・立席4人）
最高速度：25km/h
推奨速度：18km/h以下
EV（電気自動車）：走行時間 9時間・走行距離 200km

*1 自動運転実証実験支援サービスプログラム
　芙蓉リースグループは、自社が保有する自動運転車両を、お客さまの自動運転実証実験に提供しています。また、マクニカがオペレーションをトータルサポートして、自動運転実証実験における課題を解消します。

*2 インシュアテックソリューション「Level IV Discovery」
　損保ジャパンが提携企業と開発を進める以下３つのソリューションです。
・安全な自動運転走行と運用を支援する走行前の「リスクアセスメント」
・走行中の「遠隔見守り・トラブルサポート」
・万が一の事故に対する備えとして自動運転車に関する多様なリスクをカバーする「専用保険」
　走行前・走行中・事故トラブルを総合的にサポートすることで自動運転走行を安心・安全面で総合的にサポートします。

〔公式ページ〕
▷損保ジャパン等4社：マクニカ×芙蓉リースグループ×損保ジャパン協業による「自動運転実装ワンストップサービス」の開発および自動運転向けメンテナンスリースの提供を開始
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