Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは３月３日、再エネ活用と充電コスト低減を両立する電気自動車向けエネルギーマネジメントサービスを２０年度中に開始すると発表した。同社によれば欧米で自動車メーカー初の試みとする。



　同サービス『e:PROGRESS（イー プログレス）』は電力需要が少なく、最も電力コストの安い時間帯にEVを充電するというもの。スマート充電やリソースアグリゲーションを専門とするMoixa（モイクサ）、電力会社のVattenfall（バッテンフォール）と共同で提供する。サービス契約者はスマホのアプリに必要な充電量を入力し、自動車を自宅の充電器に繋ぐ。するとMoixaのエネルギー最適制御ソフトウェア『GridShare（グリッドシェア）』のシステムを通じ、Vattenfallが提供する変動型電気料金を活用して最も電力コストが安い時間帯に自動充電される仕組み。電力需要の平準化と再エネ由来の電力使用拡大を目指すとした。

〔参照〕
▷EV向けエネルギーマネジメントサービス「e:PROGRESS」を2020年中に欧州にて開始