太陽光発電

トリナ、500Wの両面受光型両面ガラスモジュール発表

トリナ、500Wの両面受光型両面ガラスモジュール発表

 Trina Solar(トリナ・ソーラー)は2月27日、両面受光型両面ガラスモジュールとバックシートタイプモジュールを発表した。210mm角の大型シリコンウエハと単結晶PERCセルを採用し、500Wを超える出力と変換効率21%を実現させた。



 両面受光型両面ガラスモジュールの『Duomax V』はセルを3分割した回路構成、ダメージを低減するセルカット方法や高密度配線技術を導入。抵抗損失の低減やホットスポット耐性などを高めている。20年第2四半期から受注を開始し、第3四半期には大量生産を開始する予定とする。年末には5GWを超える生産能力を見込む。

〔参照〕
トリナ・ソーラー PV5.0の新時代の新基準をうちたてる500Wの高出力モジュールを発表


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トリナ・ソーラー、大型太陽電池モジュール開発
(2020年1月24日掲載)

 世界大手太陽光発電メーカーのトリナ・ソーラーは1月24日、210ミリメートルのシリコンウエハを使用した大型太陽電池「210モジュール」が完成したと発表。量産化するための製品開発を進めていくとしている。

 同社は19年に大型化の開発に着手。マルチバスバー(MBB)技術をもとに1/3カットデザインを採用。高出力、歩留まり、製造上の難点、ホットスポット発生リスク、出力電流パフォーマンス、ジャンクションボックスの安全性など潜在的な課題を総合的に考慮。エンジニアリング技術研究開発の責任者は「PV業界をモジュール出力500ワットの時代へと導く先駆者として、最新の研究開発の成果を大量生産化するための製品開発を迅速に進めている」とコメントしている。


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ジンコソーラー、両面発電モジュールで世界記録更新
(2020年1月20日掲載)

 世界大手太陽光発電メーカーのジンコソーラーは1月20日、第三者試験認証機関であるテュフ・ラインランド(TÜV Rheinland)の試験を通じ、両面発電モジュールで世界記録を更新したと発表。

 両面発電モジュールの正面効率は22.49%で独自開発した高効率の新型不動態化・先端的金属化技術で量産型として世界新を達成。タイリングリボン技術によりセル間ギァツプを除去、信頼性が高いと同時に外観のイメージも一新させたとしている。

〔参照〕
ジンコソーラー両面発電モジュールの効率 世界記録を更新