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【News Release】環境省:令和3年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の1次公募採択結果について

2021/9/9 18:00

【News Release】環境省:令和3年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の1次公募採択結果について

2021/9/9 18:00

発表日:9月9日
発表元:環境省
表 題:令和3年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の1次公募採択結果について
 
環境省では、脱炭素社会構築に向けた運輸部門等の脱炭素化を実現するため「バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業」を実施しています。今般、本事業の公募をしたところ5件の応募があり、審査の結果、うち2件を採択することとしましたのでお知らせします。
1.事業の概要

 2050年カーボンニュートラルを達成するためには、CO2排出量の約4割を占める運輸部門においても脱炭素化の実現が必要不可欠となります。特に電動車両(EV)においては航続距離や充電時間等、充電インフラ、価格といった課題を抱えており、とりわけ、需要急増に伴う人員不足等の課題を抱える物流分野は障壁が高く、導入が困難になっています。

 また、長期目標達成のためには再生可能エネルギーを最大限に利活用することが求められますが、調整力となる蓄電機能が高価であることから、普及が限定的となっています。

 加えて、昨今頻発する災害を踏まえて、地域の防災施設等は非常用電源が不可欠となりますが、稼働率が低く、費用対効果が悪いことが大きな課題となっています。

 以上のような背景を踏まえて、本事業では、交通・物流とエネルギーの2つのセクターをカップリングすることで、上記に示す複数の課題を同時に解決し、地域の再生可能エネルギーを最大限に活用した持続可能かつ地域貢献型の脱炭素型交通・物流モデルを構築することを目的とし、用途に応じたバッテリー交換式EV(四輪)の開発及び実証を募集したものです。

2.審査方法

 専門家で構成する外部評価委員会においてヒアリングを行った上で、次の観点等から採否について審査を実施しました。

・技術課題の妥当性
・技術的意義、政策的意義
・実施体制・実施計画
・技術の事業化・普及の見込み ほか

3.審査の結果

  公募期間:令和3年6月7日(月)~同年7月7日(水)
  応募件数:5件
  採択案件:2件

※ 2次公募につきましては、実施いたしません。

令和3年度バッテリー交換式 EV 開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業 採択案件一覧(新規事業)

代表事業者
 株式会社 FOMM
課題名
 バッテリー交換式 EV 開発および再エネ活用の交換スタンドによるバッテリーシェアリングモデル検証

代表事業者
 伊藤忠商事株式会社
課題名
 バッテリー交換式 EV とバッテリーステーション活用による地域貢献型脱炭素物流等構築

〔公式ページ〕
環境省:令和3年度バッテリー交換式EV開発および再エネ活用の組み合わせによるセクターカップリング実証事業の1次公募採択結果について
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください