気象庁気象研究所などの研究グループは1月8日、地球温暖化の影響で台風の移動速度が約10%鈍化。影響を受ける時間が長くなることから被害拡大の可能性を示唆した。
気候変動に関する政府間パネル (IPCC) 第5次評価報告書等では、地球温暖化の進⾏とともに地球全体での台⾵発⽣数が減少または変化しないこと、個々の台⾵の最⼤⾵速や降⽔量が強まる可能性が⾼いことを指摘している。台⾵に伴う災害の将来予測と防災・減災対策という観点では、台⾵の発⽣数や強度などに加え、移動速度も重要な要素の⼀つとなる。一方、台⾵に関連する地球温暖化研究では、発⽣数や強度などの将来変化に注⽬が集まり、移動速度の変化には焦点が当たっていなかったという。
研究グループは気候予測データベース等から球温暖化に伴う移動速度の将来変化を評価。結果、現時点を超える政策的な緩和策を講じない場合、今世紀末には、日本の位置する中緯度を通過する台風の移動速度が約10%遅くなることがわかったとしている。
〔参照〕
▷地球温暖化によって台風の移動速度が遅くなる
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