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【News Release】テラ・ラボ:熱海市土石流 ドローン空撮「共通状況図」を作成し災害対策本部へ提供しました

2021/7/8 18:00

【News Release】テラ・ラボ:熱海市土石流 ドローン空撮「共通状況図」を作成し災害対策本部へ提供しました

2021/7/8 18:00

発表日:7月8日
発表元:テラ・ラボ
表 題:熱海市土石流 ドローン空撮「共通状況図」を作成し災害対策本部へ提供しました

 2021年7月3日、静岡県熱海市伊豆山地区で発生した土石流災害を受け、テラ・ラボは、災害発生直後から現地入りし、ドローンやヘリ、衛星を使用した被災現場上空周辺の撮影を実施しました。

 災害発生当時、要救助者の救出はもちろんのこと救助者の安全確保も重要視されていたため、テラ・ラボはいち早く捜索活動の手がかりに役立つ地図作成に取り掛かることを決断。

 これまでの航空測量技術を活かし、撮影した動画、写真データをオルソ画像(真上から見た全体写真)へと解析後、同地 区の地図(被災前)と重ね合わせるなどして、災害発生から2日後には、精密な共通状況図のベースマップを一般公開しました。



※テラ・クラウド(災害対策クラウド情報支援プラットフォーム): テラ・ラボが運用する災害対策DXプラットフォーム。福島県地域復興実用化開発等促進事業費補助金、福島アクセラレーションプログラム、福島イノベーション創出支援助成金、南相馬市ロボット実証実験支援助成金などにより社会実装した。

この共通状況図は、防災科学技術研究所が運用する防災クロスビューにも公開されました。



※防災クロスビュー:内閣府SIP4D(基盤的防災情報流通ネットワーク)等により共有された災害対応に必要な情報を集約し、統合的に発信。平常時は過去の記録や現在の観測、未来の災害リスクを表示。災害時は発生・進行・復旧状況、関連する過去の災害、二次災害発生リスクなどの災害情報を重ね合わせ見える化している。アクセスは、こちら。

また、この共通状況図は、防災クロスビューへの公開と同時に、災害対策本部にも共有し、自衛隊や警察、消防などの捜索用地図として活用されました。

テラ・ラボは今後も定期的に現地入りし、二次被害の危険性などについて調査を進めるとともに、大規模災害発生時には関係機関と連携して災害情報を支援する災害対策DXを目指してまいります。

■被害概況

【2021年7月3日(土石流災害発生当時)】

梅雨前線の影響で、3日は東海から関東地方の太平洋側を中心に激しい雨が続いた。静岡県熱海市網代にある観測地点では、3日午後2時半までの48時間降水量が320.5mmを観測。これは1976年の観測開始以来、7月としては史上最大の降水量。(引用:気象庁)

【熱海市伊豆山地区(土石流災害)】

7月3日、熱海市伊豆山地区において発生した土石流は、逢初川の源頭部の標高約390m地点(海岸から約2km上流)から、逢初川を流下した。土石流により被災した範囲は、延⻑約1km、最大幅約120mにわたる。

死者:7人(7月8日9時現在)、被害棟数:131棟(引用:静岡県)

〔公式ページ〕
テラ・ラボ:熱海市土石流 ドローン空撮「共通状況図」を作成し災害対策本部へ提供しました

※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください