News Release

【News Release】昭文社ホールディングス:ヘッドスプリングと資本業務提携

2021/6/29 18:00

【News Release】昭文社ホールディングス:ヘッドスプリングと資本業務提携

2021/6/29 18:00

発表日:6月29日
発表元:昭文社ホールディングス
表 題:ヘッドスプリングと資本業務提携

 株式会社昭文社ホールディングス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒田茂夫 以下昭文社ホールディングス)とヘッドスプリング株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:星野脩、以下ヘッドスプリング)は、6月17日付けで資本業務提携契約を締結したことをお知らせいたします。なお、ヘッドスプリングは昭文社ホールディングスを引受先とする第三者割当増資を行います。

 今後は、昭文社ホールディングスの子会社である株式会社マップル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:黒田茂夫 以下マップル)を中心にヘッドスプリングと蓄電システムの共同開発や関連製品を軸にした各種ソリューション事業についての協業を推進してまいります。

■提携に至った背景
 現在、地球環境保護の世界的な潮流として「脱炭素社会」の実現に向けた取り組みが加速しており、国内でも再生可能エネルギーの活用や自動車の電動化など国や地方自治体などを含め脱炭素社会の実現に向けて大きく舵が切られている状況です。そのような中、地図や観光ガイド情報をベースに様々な事業を展開している昭文社グループは、脱炭素社会の実現に寄与するべく、これまでに新事業開発やESG投資の観点から様々な検討を行ってまいりました。

 一方、ヘッドスプリングは、独自の電力変換(パワーエレクトロニクス)技術をベースに、蓄電池や電気自動車(EV)向けの電力変換製品の開発・提供、蓄電システム全般の製品化支援などパワーエレクトロニクスに関わる様々な事業を展開しており、2017年には昭文社ホールディングスと合弁会社を設立し、共同で旅行プラン作成ツールの開発・提供を行うなど、以前から協業関係にあります。

 これまでに両社で協議を重ね、ヘッドスプリングの持つパワーエレクトロニクス開発技術の将来性及び協業による脱炭素社会の実現に向けた新たなソリューション展開の可能性を探る昭文社ホールディングスと、新たな資本参加と協業による共同事業展開を期待するヘッドスプリングとの思惑が一致し、この度の資本業務提携の締結に至りました。

■資本業務提携の内容と今後の展開
 今後の脱炭素社会の実現に向けて、再生可能エネルギーの利活用や電気自動車(EV)の普及拡大が加速度的に進む中で、省エネ・創エネ・蓄エネを実現する製品の普及が求められています。特に蓄電池や蓄電システムの果たす役割は非常に大きく、ヘッドスプリングがこれまでに培ってきたパワーエレクトロニクス関連技術の活用範囲は大きく広がっていくものと考えております。

■蓄電システムの共同開発・提供とソリューション展開
 昭文社ホールディングスの子会社でデジタルソリューション事業を展開するマップルは、これまでに社会課題解決に貢献する様々な取り組みを進めており、今後はヘッドスプリングとともに脱炭素社会の実現に貢献すべく、蓄電システムの共同開発や提供、蓄電システムを活用した新領域におけるソリューション展開を図っていく予定です。
また、マーケティング面では、ユーザーにとって利便性のある蓄電システム製品なども取り揃え、わかりやすく提案するコンサルティング機能を有した蓄電サービス事業を展開していくことで、蓄電池や蓄電システムの普及拡大に貢献してまいります。

 資本提携により共同開発する蓄電システムには、ヘッドスプリングの保有する次世代パワー半導体(炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)などを用いたパワー半導体)を活用した高周波スイッチング技術を適用し、低価格かつ小型・高効率な製品を実現します。ヘッドスプリングの電力変換器はモジュール構造を特徴としており、複数種のモジュールを組み合わせることで多様な電力変換システムの構築が可能です。さらにモジュールを複数台並列接続することで容量の拡張性を実現しており、アプリケーションごとに最適な電力変換システムをフレキシブルに構成することが可能となります。この技術を応用した蓄電システムを開発することで、各施設における省エネの実現や災害時の電力供給源として、一層広範囲に活用いただけるものとなります。

 また、マップルでは、これまでに地図データを活用した「防災マップ」や「帰宅支援マップ」など様々な災害対策ソリューション製品の提供を行ってまいりました。これらの地図情報と蓄電システムの位置情報を連携させることで、災害時における電力供給源のスムーズな確保や衛生環境の維持をサポートし、近年頻発する異常気象や震災などの大規模災害に対する備えをより一層万全にするソリューションを提供できるものと考えております。
さらに、これまでに築いてきた地図や観光情報とともに、全国のEV充電ステーションの情報整備の拡充や、EV充電ステーションの提供なども視野に入れ、観光、防災、物流・配送などの各分野のカーボンニュートラルの実現に貢献してまいりたいと思います。
※ハード(蓄電池・蓄電システム、充電ステーション、小型EV、E-bike)とサービスソリューション(物流、防災、観光)の両面から「安心・安全で快適な暮らし」を実現するための主要アイテムを最適化して提供。

 昭文社グループとヘッドスプリングは、今回の資本業務提携を通じて、ヘッドスプリングの持つパワーエレクトロニクス技術を強みに、独自性を持った製品やソリューションを創出し、「カーボンニュートラル・脱炭素社会」の実現と「安心・安全で快適な暮らし」の実現に貢献してまいります。

〔公式ページ〕
昭文社ホールディングス:ヘッドスプリングと資本業務提携

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