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【News Release】フィデリティ投信:コロナ禍とESG投資に関する意識調査結果を発表 ~ コロナの影響で地球規模の問題を深く考えるようになった人が増加 ~

2021/6/22 18:00

【News Release】フィデリティ投信:コロナ禍とESG投資に関する意識調査結果を発表 ~ コロナの影響で地球規模の問題を深く考えるようになった人が増加 ~

2021/6/22 18:00

発表日:6月22日
発表元:フィデリティ投信
表 題:コロナ禍とESG投資に関する意識調査結果を発表
~ コロナの影響で地球規模の問題を深く考えるようになった人が増加 ~

 フィデリティ投信株式会社(代表取締役社長 デレック・ヤング)は、このたび ESG 投資(以下サステナブル投資ともいう)に関する意識調査結果を発表しました。調査は、男女約 2,000 人を対象に本年 1 月に実施しました。調査の結果、特にコロナ禍の影響で 48%の人が今回の危機によって地球規模の問題についてより深く考えるようになったと回答しましたが、ESG 投資について知っている人は全体の約 14%で、一般的にはまだ浸透していないことがわかりました。

新型コロナウイルスによる影響調査
■ コロナをきかっけに 3 割以上がより良い世界を築くために貢献したいと回答
 コロナウイルスの影響で約半数 (47%) の人が、世界的な問題について考える機会が増えたと述べており、36%の人が、今回の危機をきかっけに今後より良い世界を築くために貢献したいと思うと答えました。また、コロナ禍で危機がより身近なものになり、48%の人がより持続可能な生活をすることの重要性を認識させられたと回答しています。それにより、日本人のほぼ 5 人に 2 人(38%)が、より積極的な変化を起こしたいと考え、およそ 3 人に1人(35%)は、サステナブルに投資や貯蓄をしたいと考えていることがわかりました。

■ 4 人に1人が自分の価値観を反映していない会社には資金を投じないと考えている
 コロナ禍をきっかけに「ポジティブな変化を起こしたい」と思っているとした人たちに、そのための最善の方法について聞いたところ、「食品や水の廃棄物を減らす 」(40%) 、「地元で買い物をする」 (35%) 、「プラスチックの使用量を減らす」 (33%) でした。また、4 人に1人(男性 28%、女性 22%)が自分の価値観を反映していない企業にはお金を投じないと考えていることもわかりました。



■ サステナブルな投資に関しては、全体の約半数が自分の財務状況等を見直すと回答
 コロナウイルスの影響で投資や貯蓄をもっとサステナブルなものにしたいと思っていると回答した人のうち、実践している、または実践しようとしていることは、自分の財務状況の見直し (47%) 、自分がどこでお金を使っているか、誰と買い物をするかの見直し (34%) 、ESG 投資ができる方法をリサーチする (20%) などでした。



 男女別の傾向としては、男性はコロナ禍をきっかけにサステナブルな投資または貯蓄を計画している人がわずかに多く(男性 46%、女性 44%)、そのため措置を講じているのは女性の方がわずかに多いことがわかりました(男性24%、 女性 26%)。

ESG 投資についての意識調査
■ ESG 投資を知っている人は全体で約 14%と日本人の意識は低い傾向
 ESG 投資について聞いたことがあると答えた人の割合は、男性で 31% 、女性では 21%、知っていると答えたのは男性では 17%、女性では 10%で、日本での認知度は低い傾向にあることがわかりました。さらに、ESGを推進するための投資を意識していると答えた人は男性 30%に対して女性は 19%と女性の意識が男性に比べて低い傾向にありました。一般的に ESG 投資は天然資源の持続可能な利用 (16%) と気候変動の阻止(16%) を指していると考えられていることもわかりました。

■ ESG に投資するための方法や知識が不足
 持続可能な投資を始める方法を知っているのは男性投資家が 35%なのに対し女性は 24%と少ない傾向にありました。また ESG ファンドに投資するという選択を知っているとした人も男性が 22%なのに対し、女性は14%と低くなっていました。



■ 日本の金融商品の保有者の 4 人に1人は ESG を重視しない企業が衰退していくと予測
 投資をしている人にサステナブル投資で、リターンを得ることが可能かどうかについて、21%が「可能」、15%が「不可能」と意見が分かれました。一方で、三分の一以上 (37%) の投資家が資金を動かすことで企業の行動を変えることができると考えていました。また 23%は、サステナブル投資が、ポジティブな変化を起こすための頼みの綱であると述べており、24%の人が ESG を重視しない企業は社会的に受け入れられなくなり、衰退していくと考えていることもわかりました。

 フィデリティ投信のヘッド・オブ・エンゲージメント兼ポートフォリオ・マネージャーの井川智洋は、今回の調査結果を受けて次のようにコメントしています。

 「コロナ禍に見舞われ多くの人が日常生活に直接の影響を受けたことで、社会の持続可能性について考える機会が増えました。一方こうした人たちがどんな形で社会に貢献できるのか十分な知識を持っていないことも明らかとなり、このギャップを埋めていくことは当社の役割の一つであると考えますので、今後重点的に取り組んでいきたいと思います。」

以上

〔公式ページ〕
フィデリティ投信:コロナ禍とESG投資に関する意識調査結果を発表 ~ コロナの影響で地球規模の問題を深く考えるようになった人が増加 ~

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