太陽光発電

オムロンSS:低圧野立て太陽光向けパワコン定額貸出開始

2021/6/16 18:00

オムロンSS:低圧野立て太陽光向けパワコン定額貸出開始

2021/6/16 18:00

 オムロンソーシアルソリューションズ(OSS)と東京センチュリーは6月16日、 5月に締結した業務提携契約に基づき、低圧野立て太陽光発電向けパワーコンディショナの定額貸出サービス『POWER CONTINUE』を共同で提供することを発表した。

 同サービスは、低圧野立て太陽光発電所の発電事業者を対象に、突発的な故障に対する出費や発電ロスなどを抑制したいという運用ニーズに応え、パワコン定額で貸出すもので、OSS製品を利用している発電事業者を中心に提供していく。一般的にパワコンの保証期間は、FIT期間20年に対して10年と短く設定されている。同サービスを利用することにより、発電事業者は、初期費⽤ゼロで発電量の向上とパワコンの修理・交換などの突発的な費⽤負担がなくなり、FIT期間満了まで事業の継続が可能になる。

 同サービスにおける各社の役割は、OSSが機器の交換工事・保守等を担い、東京センチュリーが機器に関する金融・サービスおよびサブスクリプション統合プラットフォーム『TCplats』を提供する。『TCplats』は、サブスクリプションビジネスの事業化を早期に実現するための課金、請求、取引管理等を行う事業基盤を、クラウドサービスにて提供する仕組みである。このプラットフォームは、東京センチュリーの持分法適用関連会社であるビープラッツから『Bplats Platform Edition』のOEM供給を受けて提供している。

 OSSは『POWER CONTINUE』を起点に、従来の製品の売り切り型から製品を回収・再利⽤等へ、サーキュラー・エコノミーの実現を⽬指す。今後は、交換対象機種を拡⼤し、同サービスの提供を通じた再⽣可能エネの⻑期稼働化により、2050年カーボンニュートラル達成に貢献していく。

〔参照〕
オムロン ソーシアルソリューションズ:太陽光発電向けパワーコンディショナの定額貸出サービス「POWER CONTINUE」の開始について