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【News Release】NTTスマイルエナジー:「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」への参画について ~2016年度のVPP実証事業から通算して6 年連続で参画~

2021/6/10 18:00

【News Release】NTTスマイルエナジー:「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」への参画について ~2016年度のVPP実証事業から通算して6 年連続で参画~

2021/6/10 18:00

発表日:6月10日
発表元:NTTスマイルエナジー
表 題:「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」への参画について ~2016年度のVPP実証事業から通算して6 年連続で参画~

 株式会社 NTTスマイルエナジー(本社:大阪市中央区 代表取締役社長:小鶴慎吾 以下、当社)は、経済産業省資源エネルギー庁の補助事業である「令和 3 年度 分散型エネルギーリソース(以下、DER※1)の更なる活用に向けた実証事業(以下、本実証事業)」に関して、2021 年 6月 7日に本実証事業の執行団体である一般社団法人環境共創イニシアチブからの交付決定通知を受けて、リソースアグリゲーター※2として参画することが決定いたしました。2016年度から開始されたVPP※3実証事業から通算して6年連続での参画となります。

 当社は、これまで参画したVPP実証事業において、家庭用蓄電池リソースでは最大規模※4となる約3,000台を集めてまいりました。本実証事業においても、調整精度の向上に努めるとともに、更なる蓄電池リソースの拡大にも取り組みます。

※1 Distributed Energy Resources(分散型エネルギーリソース)のことです。

※2 需要家と DER サービス契約を直接締結してリソース制御を行う事業者のことです。 本実証事業において、当社はDERアグリゲーション実証事業(B事業)のリソースアグリゲーターとして採択を受けました。

※3 工場や家庭などが有する分散型エネルギーリソースを、IoTを活用した高度なエネルギーマネジメント技術により束ね、遠隔・統合制御することで、電力の需給バランス調整に有効活用し「あたかも1つの発電所(仮想発電所 Virtual Power Plant)のように機能させる仕組み」のことです。

※4 当社調べ。

1.本実証事業について

 本実証事業では、容量市場や需給調整市場といった今後の電力取引市場等を見据え、蓄電池やエネファーム等からの逆潮流・周波数調整機能等の活用や、稼働状況把握のためのIoT化の実証を行うことで、DERを活用した安定かつ効率的な電力システムの構築と、再生可能エネルギーの普及拡大を図ることをめざします。

 2.当社の役割

 当社は、送配電事業者からの制御指示を、アグリゲーションコーディネーター(以下、AC)である株式会社エナリス経由で受け、リソースアグリゲーターとしてご家庭等に設置された設備(蓄電システム等)を、当社商品である「ちくでんエコめがね」を通じて遠隔でコントロールすることにより、電力需給に関する調整を行う役割を担うとともに、本実証事業のベースとなる蓄電池リソースの更なる拡大に取り組みます。
 
 そのため今年度の実証事業では、以下の事項等に取り組みます。
 
(1)蓄電池の充放電量を計測する機器点計測※5の検証

(2)AC からの指示に対する応動、および蓄電システムの更なる制御精度向上に向けたシステム開発および検証

(3)アライアンスパートナーと連携した蓄電池リソースの更なる拡大

※5 需要家の機器点(蓄電池)で充放電量を計測すること。(本実証についてはベースラインを「蓄電池充放電なし状態」として計測予定。)

<実施エリア>

全国(沖縄電力管内および各一般送配電事業者が定義する離島は除く)

<アライアンスパートナー(DER導入等事業(C事業))>

長州産業株式会社
 ・アライアンスパートナー連携の蓄電池販売代理店:約350社(予定)

<実施予定期間>

2021 年 6月~2022 年 2 月の一部期間

<ちくでんエコめがねについて>

蓄電システム等の遠隔制御という役割だけでなく、「太陽光発電の自家利用状況等の見える化」、「AI による予測・制御機能を用いた蓄電システム等の利活用」が可能なサービスもご利用いただけます。



3.今後の展開

 当社は、本実証事業を通じて 2024 年度に創設が予定されている容量市場※6への参入をめざします。さらには、本実証事業で得た技術を用い小売電気事業者と連携したサービスの実現をめざしており、制御したリソースを所有する需要家様等へ様々な形での利益還元を検討しています。
 
 そしてリソースアグリゲーターとして需給調整力の拡大や各種市場参入、制御技術を活用したサービスの提供を通じ、再生可能エネルギーの更なる導入拡大や脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

※6 将来にわたる日本全体の供給力を効率的に確保する仕組みとして、将来の供給力(kW)を取引する市場です。

〔公式ページ〕
NTTスマイルエナジー:「令和3年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」への参画について ~2016年度のVPP実証事業から通算して6 年連続で参画~

※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください