発表日:2021年4月26日
発表者:日本無線
表 題:世界初のゼロエミッション電気推進タンカーに搭載する「スマートブリッジシステム」を受注しました
日本無線株式会社(本社:東京都中野区、代表取締役社長:小洗 健)は、旭タンカー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中井 和則)発注の世界初ゼロエミッション電気推進タンカーに搭載される「スマートブリッジシステム」を受注し、出荷に向けて詳細設計を開始しました。
本船は、株式会社e5ラボ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:一田 朋聡)が企画した「e5タンカー」仕様による、大容量リチウムイオン電池を動力源とするタンカーとして、環境負荷低減と乗組員の労働環境に配慮した船舶です。
興亜産業株式会社(本社:香川県丸亀市、代表取締役社長:眞砂 徹)および井村造船株式会社(本社:徳島県小松島市、代表取締役社長:井村 亨之)により 1 隻ずつ建造され、それぞれ2022年3月、2023年3月の竣工が予定されています。
このような次世代に向けたシンボリックな新造船案件へ当社の「スマートブリッジシステム」が採用されたことは大変栄誉なことです。
スマートブリッジシステムの概要
・運航効率の向上から環境負荷低減に寄与
レーダー及び無線機、操船用ジョイスティックを配置したワンマン操船仕様のブリッジコンソールに、統合的な情報表示を行うマルチモニターを設置しました。オペレーションに必要な情報集約による機能的なブリッジワークの実現により、運航効率を向上させ、環境負荷低減に寄与します。
・スタイリッシュで斬新なデザイン
欧州のデザインを取り入れ、作業性・利便性を考慮したデザインを提案しつつ、顧客の意見を取り入れながら3D CADにより具現化しました。国内造船会社向けのワンマン操船仕様のブリッジコンソールは業界初となります。
当社は、さらにシームレスな船陸間通信と連携した次世代スマートブリッジの開発も進めています。今後も安全・安心とともに、環境負荷低減と、効率的な運航に寄与する製品とソリューションをお客様に提供することを目指してまいります。
〔公式ページ〕
▷日本無線:世界初のゼロエミッション電気推進タンカーに搭載する「スマートブリッジシステム」を受注しました
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