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九州電力、IoT見守りサービスを福岡市内で提供

九州電力、IoT見守りサービスを福岡市内で提供

 九州電力(池辺和弘社長)は12月12日、福岡市内の小学生を対象に見守りIoTサービスの提供を開始した。

 同サービス『Qottaby(キューオッタバイ)』は、電波発信機を搭載した専用見守り端末の位置情報をスマホやパソコンで確認できるというもの。学校や店舗、電柱などに設置した固定見守りスポットや、専用アプリをインストールしている地域住民とすれ違うことで位置情報を記録する。記録位置が固定されているため環境に左右されず、安定かつ精度の高い位置情報取得を実現するという。サービス基盤はoottaが、固定見守りスポットを実現するゲートウェイはアイ・オー・データ機器と菱洋エレクトロが共同開発した。

 福岡市と九州電力は8月16日、子供の安全・安心が確保できる街づくりを推進する「IoTによる子ども見守り事業」として同サービスを活用した見守り事業に官民協働で取り組む連携協定を締結していた。19年10月から21年度内を目処に市内の全小学校に順次導入を予定し、同市全体に見守りシステム環境を整備するとしている。

[参考URL]
九州電力と福岡市が共同で福岡市全域の小学生8.5万人を対象にした見守りサービス開始