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【News Release】オムロン:自家消費型の太陽光発電システム向け一体型保護継電器「K2ZC-K2RV-NPC」を発売

2021/3/31 16:00

【News Release】オムロン:自家消費型の太陽光発電システム向け一体型保護継電器「K2ZC-K2RV-NPC」を発売

2021/3/31 16:00

発表日:2021年3月31日
発表者:オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社
表 題:自家消費型の太陽光発電システム向け一体型保護継電器「K2ZC-K2RV-NPC」を発売

オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細井俊夫、以下、OSS)は、オフィスビルや商業施設、工場などの高圧受電施設※1において、事業者が太陽光で発電した電力を売電することなく自身で消費する、自家消費型の太陽光発電を省スペース・省工数・省コストで実現する一体型保護継電器「K2ZC-K2RV-NPC」を2021年4月1日に発売します。

近年、事業運営に必要なエネルギーを100%再生可能エネルギーで賄うことを目標とするRE100の取り組みや、ESG投資を通じた事業機会の増加により、再エネを活用する企業が増えています。こうした中、全量売電型の太陽光発電の普及により、売電した電力を受け入れる送電網(電力系統)の空き容量がなくなってきていることが再エネ活用の課題となっており、送電網に空き容量がなくても設置可能な自家消費型の太陽光発電システムが注目されています。一方、導入に際して必要となる機器点数が多く、配線も複雑なために設置コストが大きくなることや、新設に加えて、すでに稼働している施設に導入するケースも多く、既設の受電盤などの設備に設置する際の取り付けスペースの確保や、停電状態での設置作業となるため、工期を短縮しユーザーの事業への影響を最小化することが課題となっています。

そこでOSSは、高圧受電における自家消費型の太陽光発電システムに必要となる保護要素(逆電力検知機能、地絡過電圧検知機能)と、これら機器の電源バックアップ機能を一つにまとめ小型化した、保護継電器「K2ZC-K2RV-NPC」を開発しました。本製品は、設置容積が従来比で85%減となる省スペース化を実現したことに加え、各種設定や設置の簡単化、従来必要であった各機器間の複雑な配線を集約することで設置コストの削減や工期の短縮に貢献します。

OSSは、2021年4月に本製品を発売し、3年間で6,000台の機器提供を目指します。これまで保護継電器や太陽光発電用パワーコンディショナの開発を通じて培った技術、ノウハウをもとに開発した本製品の提供を通じて、高圧受電の施設においても、より魅力ある自家消費型の太陽光発電システムの提供に推進してまいります。今後も電力系統に負担をかけない再生エネルギーのさらなる普及を進め、持続可能な社会づくりに貢献します。

〔公式ページ〕
自家消費型の太陽光発電システム向け一体型保護継電器「K2ZC-K2RV-NPC」を発売
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。