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【News Release】辰野町&日産自動車:電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

2021/3/17 18:00

【News Release】辰野町&日産自動車:電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

2021/3/17 18:00

発表日:2021年3月17日
発表者:辰野町&日産自動車
表 題:電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

 辰野町(長野県上伊那郡辰野町、町長:武居 保男)と、日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:内田 誠)、ならびに松本日産自動車株式会社(本社:長野県松本市高宮北、社長:平井 克哉)、及び長野日産自動車株式会社(本社:長野県長野市川合新田、社長:富田 信)の4者は、17日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結しました。

 本協定の内容は、辰野町が、『電気自動車(EV)の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むと共に、地震災害等による大規模停電が発生した際に、町が指定する避難所等において、日産の販売会社である松本日産自動車、及び長野日産自動車より貸与される電気自動車(EV)「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、町民の安全確保に努める』というものです。

 辰野町は、天然記念物に指定されている「しだれ栗」や「ゲンジボタル」の群舞が見られるなど、緑や水に恵まれた自然豊かな町です。この美しい自然を後世に繋ぐため、自然環境を育み活かすまちづくりに取り組んでいます。また、令和元年の台風19号など、近年多発する地震又は風水害等の大規模災害による被害を教訓に、災害が起きた際に町民の生命や財産を守ることができるよう、地域防災力強化に向けて積極的に取り組んでいます。

 一方、日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション『ブルー・スイッチ』を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車(EV)普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいます。また、「ブルー・スイッチ」活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献しています。

 この日産自動車が推進する『ブルー・スイッチ活動』、そして、辰野町が推進する環境・防災対策と、双方の取り組みにお互いが賛同し、今回本協定の締結を行う運びとなりました。

 電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は、以下の通りです。

【協定の概要】

 辰野町で災害を起因とする停電が発生した際、町が指定する避難所に、松本日産自動車、長野日産自動車の店舗に配備している電気自動車(EV)「日産リーフ」を無償で貸与する。

 辰野町、日産自動車、松本日産自動車、長野日産自動車の協力により電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、町民の生命及び身体の安全を守る。

 辰野町および日産自動車、松本日産自動車、長野日産自動車は、平常時も電気自動車(EV)の普及促進を行うほか、町のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を町民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

 辰野町では、今年度、公用車として電気自動車(EV)「日産リーフ」の導入や、EVから電気を取り出す可搬型給電器を導入しており、EV普及に向けて取り組んでいます。また、今後も更なる EV普及・促進の取り組みを推進し、防災力向上に努めていきます。

 日産自動車は、人々の生活を豊かに、を目的に、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進し、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスをお届けすると共に、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)」「ゼロ・フェイタリティ(交通事故による死亡・重傷者数ゼロ)」に取り組んでいます。また、政府の推進する「2050年までに、温室効果ガスの排出をゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」に寄与すべく、2030年代早期より、主要市場で投入する新型車をすべて電気自動車(EV)などの電動車両とすることを目指し、電動化と生産技術革新を推進しながら、新たな目標に向けて取り組んでいます。そして、『ブルー・スイッチ』の推進に加え、電気自動車(EV)というクルマの販売にとどまらず、EVがもたらす豊かな生活の実現、そしてEVが成し得る社会変革のために、EVの生み出す新たな価値を世界に発信し続け、よりよい社会づくりへの貢献を目指しています。

 今回の「災害連携協定」も、日産のブルー・スイッチの活動に基づくものであり、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で90件目となります。また、EVを活用したエネルギーマネジメントや観光などを含む、ブルー・スイッチ活動としては119件目の取り組みとなります。

 辰野町と日産自動車は、今後もこの協定締結を機に、環境及び防災対策を強化し、電気自動車(EV)を活用した、環境に優しく、災害に強いまちづくりを推進していきます。そして、電気自動車(EV)の普及を通じた地域課題の解決に向けて、更に連携を強化してまいります。

〔公式ページ〕
辰野町と日産自動車、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結
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