発表日：2021年1月5日
発表者：日本建材・住宅設備産業協会
表　題：新年のご挨拶

　新年おめでとうございます。皆様方におかれましては健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。また、旧年中は当協会運営に対し多大なご支援、ご協力を賜りましたことを厚く御礼申し上げます。

　さて、昨年は新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延により、緊急事態宣言の発出、インバウンド需要の蒸発、東京オリンピック･パラリンピック延期などの影響で、一部を除き需要が大きく 減退しました。また、在宅勤務やテレワークなど働き方が激変し、オンライン会議 などコミュニケーション手法も大きく 変化しました。インターネット購入･キャッシュレス決済の増加、DIY･料理･健康など消費者の関心事も短期間に変わり、新しい日常への対応に明け暮れた年となりました。

　建材･ 住宅設備産業においては、昨年は、一昨年の消費税増税の反動から回復しないままコロナ禍の影響を受け、業況はこれまでにない厳しい年となりました。他方、新しい日常の中で消費者の住宅に対する価値観やニーズに明らかな変化が起こっており、これは新たな商機でもあります。

　今年は、一刻も早いコロナ禍の終息を祈念するとともに、ウィズコロナ･ポストコロナの新しい社会 、あらゆるモノ、コトに関する価値観が変貌した新しい世界の需要の変化をしっかりと掴み、スピード感をもって対応していくことが肝要だと思います。

　このような状況を踏まえ、当協会としても、事業の重点化を図るとともに、業界の新たな課題やニーズに対応した事業展開に取り組んでまいります。具体的には、業界の海外事業展開を支援するため、新たなテーマを加えつつ｢グリーン建材の国際標準化事業｣を強化いたします。また、デジタル社会の実現のために、｢IoT住宅の普及に向けた国際標準化｣を進展させるとともに、建築BIMへの対応を検討いたします。政府の 脱炭素社会実現の方針に向けて ｢住宅の省エネ化やリフォーム｣を推進するため、ZEHや優良断熱材、住宅の 断熱化等の普及に取り組んでまいります。さらに、新たな日常で顕在化しつつある住宅や建材に対する消費者ニーズに応えるため、抗菌製品等｢品質･環境性能に優れた製品の認証事業｣の強化を検討するとともに、今後は特に消費者に向けてSNSを活用したWEBによる 情報発信を試みて まいります。デジタルカタログサイト｢カタラボ事業｣については、在宅勤務の定着等に伴い総ページビュー数が大幅に伸び1億ビューを突破しましたので、会員拡大のための入会キャンペーンを実施するとともに、新たな情報コンテンツを追加し、事業の拡充を図ってまいります。

　末尾にあたり、皆様のご健勝とご繁栄を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。

〔公式ページ〕
▷新年のご挨拶
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