News Release

【News Release】産業技術総合研究所:神社の各種建物の換気回数を測定

2020/12/24 18:00

【News Release】産業技術総合研究所:神社の各種建物の換気回数を測定

2020/12/24 18:00

発表日:2020年12月24日
発表者:国立研究開発法人 産業技術総合研究所
表 題:神社の各種建物の換気回数を測定

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)安全科学研究部門【研究部門長 緒方 雄二】リスク評価戦略グループ 篠原 直秀 主任研究員は、神社本庁【総長 田中恆清】と「変わらない祈りのために」キャンペーン事務局(埼玉県神社庁内)の協力を得て、規模の異なる3カ所の神社と埼玉県神社庁で換気回数の調査を行った。数カ所の窓もしくは扉を10~20cm程度開放すると、換気回数は木造建造物やプレハブでは1時間当たり2.4~25回、鉄骨や鉄筋建造物では1時間当たり0.7~4.5回であった。鉄筋建造物では機械換気システムや換気扇を稼働させると、窓閉切時の換気回数は1.0~1.6回に、鉄骨や鉄筋建造物では機械換気システムや換気扇を稼働させ、窓もしくは扉を開放すると換気回数は2.5~5.2回になった。また、測定直前までヒーターで室内を暖めていた神社の拝殿では、閉め切っていても1時間当たり換気回数は3.7回であった。

今回、実際の神社で換気回数を調査した結果は、一般住宅での換気回数の調査結果1)(窓開けや換気扇の稼働により換気回数増加)と同様の傾向を示していた。今回得られた結果は、初詣をはじめとした年中行事や祈祷時の参拝者、神符守札を授与する神職・巫女などが滞在する屋内環境での感染対策への貢献が期待される。

〔公式ページ〕
神社の各種建物の換気回数を測定
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。