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【News Release】村田製作所:国際的な環境イニシアティブ「RE100」に加盟

【News Release】村田製作所:国際的な環境イニシアティブ「RE100」に加盟

発表日:2020年12月17日
発表者:村田製作所
表 題: 国際的な環境イニシアティブ「RE100」に加盟―2050年までに事業活動での再生可能エネルギーの利用100%を目指す―

 株式会社村田製作所(以下「当社」)は、事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにすることを目指す国際的なイニシアティブ「RE100※」に加盟しました。2050年までに事業活動での使用電力の再生可能エネルギー使用比率を100%とし、持続可能な社会の実現に向けて貢献します。

 今回の加盟は、持続可能な脱炭素社会実現を目指す企業グループである、日本気候リーダーズ・パートナーシップ(JCLP)の支援により実現しました。

 当社グループはグローバルの社会課題解決に貢献するために、「気候変動対策の強化」をマテリアリティ(重要課題)として設定し、再生可能エネルギーの導入促進の取り組みを進めています。グループ全体の温室効果ガス削減の総量目標を実現する事業運営を行い、各事業所で省エネルギー化・再生可能エネルギーの利用を促進する投資を積極的に行っています。

 当社の主力製品である積層セラミックコンデンサ(MLCC)などの電子部品は、焼成工程において高温状態を維持する必要があり、多くの電力を使用しています。一度に焼成できる個数はスペース的な制約があるため、MLCCの軽薄短小化の取り組みを推進し、焼成時における環境負荷(電力・原材料使用)の低減に取り組んでいます。

 このような生産プロセスでの環境負荷低減に加え、国内外の生産子会社における再生可能エネルギーの利用促進を目指しています。既にグループ10拠点以上でソーラーパネルの設置を行っており、2020年にも大規模な投資を行っています。国内では3月に岡山村田製作所で1,200台分の駐車場を活用した日本最大級のメガソーラーシステムを導入しており、今後、当社蓄電池と組み合わせることで発電量を最大限活用できるように整備し、事業所内での電力利用の最大化を進めていく予定です。海外では8月にMurata Electronics (Thailand), Ltd.で、建屋6棟分の屋根を活用した当社グループ最大規模のメガソーラーシステムも稼働しています。

 当社は再生可能エネルギー導入の促進など、さまざまな施策に取り組み、脱炭素社会実現に貢献していきます。

 村田製作所 代表取締役社長の中島 規巨は、次のように述べています。
「村田製作所は総合電子部品メーカーとして、環境負荷の低減を重要視した製品の開発・提供に積極的に取り組んできました。生産する一つひとつの電子部品における環境負荷は小さいものの、電子機器や自動車などの最終製品の高機能化により、その採用個数が飛躍的に増加しています。
その中で村田製作所は「気候変動対策の強化」という社会課題を起点としたマテリアリティに沿った事業運営を行い、国内外の事業所で省エネルギーや再生可能エネルギーの取り組みを積極的に進めてきました。RE100に加盟し、今後は当社の製品やシステムも組み合わせることで、気候変動対策を加速させ、持続可能な社会の実現に貢献していきます」

 Sam Kimmins (Head of RE100, The Climate Group)氏は次のように述べています。
「村田製作所のRE100への参加を大変喜ばしく思います。2050年までに再生可能エネルギーの利用100%にコミットすることで、市場の変化を牽引する先進的な日本企業グループに加わりました。これは素晴らしいリーダーシップであると同時に、再生可能エネルギーはビジネスとして理にかなっているという強いメッセージを発信しています」

〔公式ページ〕
国際的な環境イニシアティブ「RE100」に加盟―2050年までに事業活動での再生可能エネルギーの利用100%を目指す―
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください