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【News Release】Yper:SuMPOによるOKIPPAのLCAを実施 OKIPPA利用20回目でカーボンニュートラル達成を証明

【News Release】Yper:SuMPOによるOKIPPAのLCAを実施 OKIPPA利用20回目でカーボンニュートラル達成を証明

発表日:2020年12月17日
発表者:Yper
表 題:Yper、SuMPOによるOKIPPAのLCAを実施
OKIPPA利用20回目でカーボンニュートラル達成を証明

 Yper株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役 内⼭ 智晴、ヨミ:イーパー、以下Yper)はこのたび、再配達をなくす置き配バッグTM『OKIPPA(オキッパ)』に関するLCA(ライフサイクル・アセスメント)を、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)の監修のもと実施、製品ライフサイクルにおける二酸化炭素(以下CO2)排出削減効果を算出しました。

 LCAの結果、OKIPPAを使って再配達を削減した回数が利用者1人あたり20回を超えた時点で、OKIPPA1個分の製造や流通、廃棄の過程でのCO2排出がオフセットされ(カーボン・オフセット ) 、カーボンニュートラルとなることが証明されました。

OKIPPA利用の輪を拡大し自然に脱炭素社会を実現

 今回のLCA結果から、OKIPPAの利用によって再配達が削減でき、20回以上使っていただいている利用者がCO2の排出削減に直接的な影響を与え、環境負荷低減に貢献することが裏付けられました。LCAでは、OKIPPAバッグ製造のための原材料調達、生産、流通、使用、廃棄にいたるまでのOKIPPAの製品ライフサイクルにおけるCO2排出量が定量的に算出されています。

 現在の消費者の生活インフラとしてラストマイルの配送インフラは無くてはならないものとなっていますが、コロナ禍でのEC利用率増加に伴う配送荷物の激増を受け、置き配が普及する中にあっても再配達をゼロにすることはまだ難しい状況です。OKIPPAは利用者にとってより少ないスペースで玄関前に安全な荷物受け取り環境を整備でき、再配達削減とともに、継続して利用することで社会的課題と環境的課題の両方の解決へ自然と貢献できるアイテムです。Yperは、利用者の利便性を高めながら再配達削減を実現するだけでなく、OKIPPAをより継続利用しやすくするためにも、利用期間内無料の置き配保険やバッグ・付属品の無償交換を提供するサブスクリプションサービス「サブスクOKIPPA」等の拡充を進めます。

LCAで明らかになったこと:

・利用者1人あたりOKIPPA利用回数20回目でOKIPPAライフサイクルのCO2排出量をオフセット
・利用者1人あたりOKIPPA利用回数20回以降は社会全体で排出されるCO2排出量削減に貢献
・OKIPPA1個のライフサイクルで排出するCO2量は6.91kg
・ライフサイクルで最もCO2排出量が多いのは「原材料調達段階」の 5.41kg(78.3%)
・ライフサイクルで最もCO2排出量が多いのは原材料の「生地の調達段階」58.5%

再生ポリエステル素材100%バッグでサーキュラーエコノミー構築を加速
 またYperは、2021年1月より再生ポリエステル素材「RENU®(レニュー)」を100%使用したOKIPPAバッグの製造を開始します。なお10月より製造開始したRENUを30%使用したOKIPPAは年内に出荷を開始します。
発売以来OKIPPAバッグ生地の素材としてバージンのポリエステルを使っていました。今回のLCA結果において原材料調達段階での現状の生地によるCO2排出量が58.5%と一番多かったことを踏まえ、原材料調達段階での再生ポリエステル比率を100%に上げることで、衣料廃棄物削減を通じた製品の環境負荷低減も推進します。

(全国で使用されているOKIPPAバッグ 16万個がすべてRENU素材100%と仮定して換算)

●再配達削減効果
・CO2排出削減量:約768トン/年(杉の木換算 約87,300本)
・規荷物受入れに代替可能な 人件費:約5.4億円/年(時給1,500円換算)
・再配達に費やす労働時間削減:約79万時間/年

●再生素材利用効果
・廃棄物再利用量:約22万6,500枚(Tシャツ1枚200g換算)
・削減できる水の量:約10万8,720本(ペットボトル500ml)

〔公式ページ〕
Yper、SuMPOによるOKIPPAのLCAを実施 OKIPPA利用20回目でカーボンニュートラル達成を証明
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください