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【News Release】トレンドマイクロ:セキュリティイノベーションを推進する組織 「Cybersecurity Center of Excellence」を設立

2020/11/24 18:15

【News Release】トレンドマイクロ:セキュリティイノベーションを推進する組織 「Cybersecurity Center of Excellence」を設立

2020/11/24 18:15

発表日:2020年11月24日
発表者:トレンドマイクロ
表 題:セキュリティイノベーションを推進する組織「Cybersecurity Center of Excellence」を設立

 トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン、東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)は、セキュリティイノベーションを推進する組織「Cybersecurity Center of Excellence」を2021年1月に新設します。当組織では、製品・サービスの安全性評価、スレットインテリジェンスの活用、人材育成の支援などを通じ、世界的に高まるセキュリティファーストの要求に応え、法人組織のセキュリティイノベーション推進を支援します。

 Cybersecurity Center of Excellenceは、取締役副社長 大三川 彰彦直属の組織で約50名の社員で構成します。具体的には、当社の製品・サービスの安全性を評価する「トランスペアレンシー・センター」、日本国内の法人組織を狙う高度なサイバー攻撃などに関する情報を発信し対策支援を行う「スレット・インテリジェンス・センター」、セキュリティ人材の育成を支援する「セキュリティ・ナレッジ&エデュケーション・センター」が中核となります。Cybersecurity Center of Excellenceは、サプライチェーンが多様化する中、トレンドマイクロが提供する製品・サービスの安全性を強化するとともに、当社内で培ったベストプラクティスを体系化します。将来的には他社製品の安全認証の受託ができる体制を整えます。

 Cybersecurity Center of Excellenceの概要は以下の通りです。

◆トランスペアレンシー・センター

 製品やサービスの安全性を評価するセンターです。まず、トレンドマイクロが提供する製品・サービスの部材調達、製造、販売、利用時などサプライチェーン全体における様々な安全性評価を行います。具体的には、調達する部材や利用するオープンソースソフトウェア(OSS)への不正プログラム混入や脆弱性有無のチェックの実施、プログラムに不正コード侵入など改変があった際などのトレーサビリティを確保します。また、販売するパートナーの信頼性アセスメント、ユーザが製品・サービスをより安全に利用するためのセキュリティ機能の実装やハードニングを行います。また、当社の主要開発拠点である台湾及びカナダで開発した製品・サービスを、開発とは切り離された日本国内の部門が品質や安全性をチェックする体制を構築することでさらなる安全性の向上を実現します。

 加えて、欧州連合(EU)一般データ保護規則(GDPR)、サイバーセキュリティ基本法など各国の法規制への対応の更なる推進、米国政府機関が定めたセキュリティ基準を示すガイドラインNIST SP 800-171、セキュアな開発プロセスを定めたISO/IEC 27034-1、政府情報システムのためのセキュリティ評価制度ISMAPなどの第三者認証の取得、第三者機関による安全性の監査を通じ安全性の向上に取り組みます。さらに、お客様やパートナーへ製品の開発・検証体制など当社製品の安全性の透明性を目的とした情報開示のほか、機密情報や個人情報といったデータの安全性を高める取り組みを行います。

 今後、大学との共同研究、博士研究員との連携による技術研究・開発や政府が推進する安全性担保の取り組みとの連携を行うことを目指します。また、当社内で培ったベストプラクティスを体系化し、お客様やパートナーへ提供することで、日本国内の法人組織がセキュリティイノベーションを推進し、安心、安全なデジタルトランスフォーメーションを実現するための支援を行う予定です。

〔公式ページ〕 
セキュリティイノベーションを推進する組織 「Cybersecurity Center of Excellence」を設立
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