発表日：2020年11月16日
発表者：ベイサン
表　題：最大20台分のスマホを急速・フル充電！ EVリユース電池を再利用したモバイルバッテリー「R-ARCA」 2021年2月末に販売開始

　リチウムイオン蓄電池システムの開発を手掛ける株式会社ベイサン(本社：横浜市港北区新横浜、代表取締役：矢野 智久)は、国産電気自動車のリユースリチウムイオンバッテリーを使用し、スマートフォン10台を同時急速充電できる大容量のモバイルバッテリー R-ARCA(アールアルカ)を2021年2月末に販売開始いたします。

◆開発の背景

　近年日本では大型台風や地震の影響で停電を伴う災害が増えており、停電時の連絡や災害情報入手の手段としてスマートフォンが必須となっております。停電が長時間続きスマートフォンの電池が切れた場合の非常用バックアップ電池として市販の小型モバイルバッテリーや非常用ポータブル蓄電池を使用することが多いのですが、多数のスマートフォンを同時に急速充電できる電池はありませんでした。

　ベイサンでは防災拠点やオフィス、店舗等で10台のスマートフォンを同時に急速充電できる大容量リチウムイオンモバイルバッテリーを企画、開発、2021年2月より販売開始いたします。

◆製品の特徴
・国産電気自動車の大容量リユースリチウムイオンバッテリーを使用
・USB-TypeAの出力口を10個搭載(10個同時急速充電に対応)
・最大20台分のスマートフォンをフル充電可能な大容量
・シンプルでスリムな外観とアルミパネルと樹脂により堅牢性を高めたタフなデザイン
・夜間停電時には照度センサーによりLEDランプが自動点灯
・付属のハンドル取付けにより可搬性向上、縦置きも可能

　今回のR-ARCAでは日本国内で検査、選別された国産電気自動車リユースバッテリーモジュールの供給を受け、ベイサン独自のBMS(バッテリーマネジメントシステム)、筐体デザインを加えることで高機能なモバイルバッテリーの開発に成功いたしました。R-ARCAは充電しながら出力可能なトリクル充電方式を採用し、筐体のデザイン性を高め、材質にこだわることで防災拠点だけでなく、オフィス、店舗、教育機関等で手の届く場所に置いて日常使いをできるようにいたしました。照度センサーを設けることで夜間停電時にはLEDランプが自動点灯し、いざというときの操作性も向上させました。

　今後世界で電気自動車が普及し、使用済み電池の処理が環境保護の観点からも課題になることが想定されますが、電気自動車リユース電池を再利用したR-ARCAは課題解決の一つの道を示し、サステナブル社会の実現に貢献できるものと考えております。

〔公式ページ〕　
▷ベイサン
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