発表日：2020年11月2日
発表者：日本電気硝子
表　題：DinorexがHondaの新型電気自動車の車載ディスプレイに採用

　日本電気硝子株式会社（本社︓滋賀県大津市 社⻑︓松本元春）の車載ディスプレイ用カバーガラスが、 10 月 30 日に発売された Honda の新型電気自動車 Honda e に採用されました。本製品は、化学強化専用ガラス Dinorex®に、化学強化処理および加飾印刷、光学薄膜処理を施したもので、車載ディスプレイの表面保護カバーとして使用されています。

　Honda e は、Honda が「10 年先のクルマ」の姿を描いて具現化した Battery Electric Vehicle（バッテリー電気自動車）専用モデルです。特徴のひとつである「AI を用いた音声認識機能搭載の大型液晶タッチパネルディスプレイ」に採用された、横幅１ｍ近い当社の大型カバーガラスは、高い視認性と操作性によって、ユーザーの利便性向上に寄与します。さらに、ガラス特有の質感は、居心地の良いリビングをイメージしたインテリアに調和しています。

　日本電気硝子の多彩な薄膜処理技術は、従来から車載ディスプレイ、医療用モニター、調理器用トッププレートなどの幅広い分野の製品・デバイスに採用されてきました。なかでも自社設計された、低反射膜（Anti-Reflection）と防眩膜（Anti-Glare）は、低い映り込みと高解像度を両立させることで従来品よりも優れた光学性能を実現します。さらに防汚膜（Anti-Fingerprint）と組合せることにより、操作性と耐久性が向上します。当社は、薄膜処理技術に加えて、スマートフォンやタブレット等で⻑年培ったキズや衝撃に強い化学強化ガラスの技術を保有しています。これらの技術をベースに自社のサプライチェーンで本製品を設計･生産･品質管理することで、今後も高い信頼性と安全性が求められる自動車用内装部材を供給していきます。

〔公式ページ〕　
▷DinorexがHondaの新型電気自動車の車載ディスプレイに採用
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