News Release

【News Release】NTTデータ:みちびきの災危通報サービスと連携したスピーカー付きカメラシステムの実証実験を実施

2020/10/29 17:00

【News Release】NTTデータ:みちびきの災危通報サービスと連携したスピーカー付きカメラシステムの実証実験を実施

2020/10/29 17:00

発表日:2020年10月29日
発表者:株式会社NTTデータ
表 題:みちびきの災危通報サービスと連携したスピーカー付きカメラシステムの実証実験を実施

株式会社NTTデータ(以下:NTTデータ)は、準天頂衛星みちびき(以下:みちびき)注1「災危通報サービス」の防災情報注2と連携し、自動で災害モードに切り替わり、呼びかけ放送や現場映像収集、公開を行うスピーカー付きカメラシステムの開発着手を目指して、2020年10月に新潟県長岡市(以下:長岡市)協力のもと、実証実験を行いました。

今回の実証実験では、防災利用においてカメラシステムの課題となっている、自治体職員の操作負荷や運用コスト削減に寄与できるかの検証を行いました。検証の結果、情報発信時の操作の省力化や、映像データの軽量伝送技術採用により、将来的にコスト削減が見込める運用の実現が期待できるとの結果が得られ、有効性を確認しています。

NTTデータは、自治体が防災情報を発信する「減災コミュニケーションシステム®」を提供しており、本カメラシステムについても検証を進め、2021年度中に商用提供することを目指します。

背景
災害が激甚化している昨今、自治体が的確な災害対応判断を行うために現場のリアルタイム状況をすみやかに把握することの重要性が高まっています。また、「自助・共助」といった、住民の能動的な避難行動支援のため、迅速な情報公開や共有が求められており、現場のリアルタイム状況が把握できる映像情報の活用が期待されています。一方で、広範囲に詳細な映像情報を取得しようとすると、数多くのカメラシステムが必要となり、職員の操作負荷やシステム運用コストが課題となっていました。これらの課題を解決するため、NTTデータはみちびきと連携するスピーカー付きカメラシステムの開発着手を目指し、2020年10月に長岡市協力のもと実証実験を行いました。

概要
みちびきの衛星回線を利用した「災危通報サービス」の防災情報と連携し、自動で災害モードに切り替わり、スピーカーによる呼びかけ放送や現場映像収集、公開を行うスピーカー付きカメラシステムです。防災情報をカメラシステムで受信することで、災害発生危険エリアの映像取得を自動で開始します。また、受信した防災情報は、カメラシステムと連携したスピーカーから自動放送されます。さらに、カメラシステムにより取得した映像データは、映像軽量伝送技術を用いてクラウド上に伝送します。将来的には、自動的に住民向けサイトで公開することを目指します。

〔公式ページ〕
みちびきの災危通報サービスと連携したスピーカー付きカメラシステムの実証実験を実施
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。