News Release

【News Release】レジリエンスジャパン推進協議会: 「MA-T 産業創造戦略会議」を設立

2020/9/28 20:00

【News Release】レジリエンスジャパン推進協議会: 「MA-T 産業創造戦略会議」を設立

2020/9/28 20:00

発表日:2020年9月28日
発表者:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会
表 題:「MA-T 産業創造戦略会議」を設立

一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会(会長:広瀬道明 東京ガス株式会社取締役会長)は、9月28 日、都内会議場にて記者発表会を開催し、「MA-T 産業創造戦略会議」の設立を発表いたしました。大阪大学、株式会社エースネット、株式会社 dotAqua によって開発された「MA-T」(エムエーティー:要時生成型亜塩素酸イオン水溶液)は、画期的な触媒技術により、通常はほぼ水に近い状態でありながら、反応すべきウイルスや菌が存在する時だけ姿を変えて攻撃・分解するメカニズムを持ち、高い安全性と強い除菌力を両立させた革新的な除菌剤です。加えて、可燃性がないこと、保存性が高いことなど多くのメリットがあることから、すでに航空機や空港、ホテル、防衛施設などに導入されてきましたが、今般、アース製薬株式会社の参入などにより、製造コストの低減や供給量の増大も見込まれ、アルコールや次亜塩素酸等の代替への可能性も視野に入って来ました。さらに、大阪大学による最新の研究成果や政府の OPERA(産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム)の成果などから、MA-T技術が、感染症対策として画期的なソリューションになる可能性が高いこと、感染症対策のみならず、たとえば、メタンをエネルギーを使わずに液体であるメタノールに転換する技術、全固体電池であるマグネシウムイオン電池の耐久性を約 40 倍にすることを可能とする技術等々、医療、ライフサイエンス、エネルギー、素材開発、レジリエンスなど広範な分野で世界を変える画期的なソリューションになり得る可能性を示唆する研究成果が出始めて来ました。そこで、一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会としては、この、日本発でかつ国産材料であるMA-T の今後の応用技術開発を後押しするとともに、その産業創造による経済効果や社会問題解決の可能性を探るべく、「MA-T 産業創造推進戦略会議」を立ち上げることになりました。第1回会合は 11 月に開催を予定しております。

MA-T 産業創造戦略会議の概要

背景
「日本の技術」「国産素材」「メイドインジャパン」の MA-T により、多くの社会問題を解決できる可能性が高く、日本経済再生のキーテクノロジーになり得ること。また、大阪大学、アース製薬による MA-T の基礎技術、材料の提供については、あらゆる研究機関や企業に対して、オープンな連携の形で応用技術、製品化への道が開かれることに。

目的
「レジリエンス×日本経済再生」として、MA-T をベースとした感染症、医療、エネルギー、住宅建材等の様々な分野での新産業創造戦略を構築し、日本の抱える様々な問題解決、日本経済再生の可能性を探ること。

活動内容
1.様々なアライアンスによる MA-T の研究開発成果を踏まえて、今後の社会問題解決の可能性やマーケットを調査、分析。 課題やその解決の方向性ビジョンなどを提示するとともに、政府への提言を行うこと。
2.感染症対策として MA-T 技術活用、応用の可能性及び課題抽出、解決方策を策定。
3.医療、化粧品、エネルギー、素材、住宅、自動車など MA-T 産業の裾野を広げるためのオープンイノベーショ、ン実証・実装化を加速化していくこと。
4.MA-T 技術の製品化時の品質、安全性確保へ向けた認証制度やガイドラインなどの検討及び制度構築(WG として既に先行スタート、試行認証を実施。認証制度の運営は、11 月設立予定の日本 MA-T 工業会へ移管予定)

〔公式ページ〕
「MA-T 産業創造戦略会議」を設立
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。