News Release

【News Release】伊藤忠商事:再生可能資源由来バイオマスポリプロピレンの日本市場における事業展開について

2020/9/25 17:00

【News Release】伊藤忠商事:再生可能資源由来バイオマスポリプロピレンの日本市場における事業展開について

2020/9/25 17:00

発表日:2020年9月25日
発表者:伊藤忠商事株式会社
表 題:再生可能資源由来バイオマスポリプロピレンの日本市場における事業展開について

伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長COO:鈴木善久、以下「伊藤忠商事」)は、世界最大級のプラスチック樹脂メーカーの一つであるBorealis AG(本社:オーストリアウィーン、CEO:Alfred Stern、以下「Borealis社」)及びそのグループ会社であるBorouge Pte Ltd(本社:シンガポール、CEO: Wim Roels)と再生可能資源由来のバイオマスポリプロピレン(以下「バイオPP」)に関する日本市場でのマーケティングについて合意をいたしました。(以下「本合意」)当社は、本合意を契機に、再生可能資源由来のバイオマスプラスチック(以下「バイオマスプラスチック」)ビジネスに本格参入致します。

昨今、国内外で気候変動に関する動向が注目を浴び、対策が急がれています。日本でも、こうした動きの中で2030年までに約200万トンのバイオマスプラスチック製品を導入する基本計画が策定されており、プラスチックの優位性を保ちながら、環境配慮を推し進めることが可能なバイオマスプラスチックへの切り替えが求められております。プラスチックの主原料のひとつであるポリプロピレンは、強度や耐熱性に強いことが特徴で、食品容器や日用品、自動車用部品など、幅広い用途で活用されていますが、バイオマス原料化の難易度が高く工業化が難しいとされてきました。

Borealis社は1994年の設立以降、世界トップクラスのプラスチック樹脂メーカーとして120ヵ国以上で事業を推進し、環境分野においても、バイオマスプラスチックやリサイクル樹脂の製造、販売をしております。
2020年3月にはバイオPPの商業生産を開始し、欧州をはじめ世界へ拡販を進めており、本合意はアジアで初となるものです。
本バイオPPは第二世代原料と言われる食品競合のない廃棄物や残留物、また廃食用油など再生可能な原料を利用しております。また、第三者独立機関の認証による原料から製品までのトレーサビリティを確保しており、ユーザーからの注目を集めています。

伊藤忠商事は、本業を通じた社会課題の解決による企業価値向上を目指しており、今後バイオマスプラスチック事業のグローバルな、特に日本及びアジア市場における展開を推進していきます。
2020年中に日本初となるバイオPPを原料とする食品容器や包材の展開を目指し、またその他衛生用品、日用雑貨、化粧品容器、オフィス用品、家電、自動車部品、など、多様な分野での製品展開を図ります。

国内外における伊藤忠グループのネットワークを活用し、バイオマスプラスチック領域での新たなビジネスモデルを創りあげ、持続可能な社会の発展に貢献してまいります。

〔公式ページ〕
再生可能資源由来バイオマスポリプロピレンの日本市場における事業展開について
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。