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【News Release】IHI:福島県相馬市に再生可能エネルギー利用の水素研究棟「そうまラボ」を開所

2020/9/10 20:00

【News Release】IHI:福島県相馬市に再生可能エネルギー利用の水素研究棟「そうまラボ」を開所

2020/9/10 20:00

発表日:2020年9月10日
発表者:株式会社IHI
表 題:福島県相馬市に再生可能エネルギー利用の水素研究棟「そうまラボ」を開所

 株式会社IHI(所在地:東京都江東区,社長:井手 博,以下「IHI」)は,福島県相馬市(以下「相馬市」)の協力の下,相馬市において太陽光発電電力の地産地消の実現と,地域振興・発展に寄与することを目的として2018年に「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」(以下「SIGC」,所在地:福島県相馬市光陽 2-1-1)を開設し,スマートコミュニティ事業を実施してきました。

 このたび,SIGCにおいて,CO₂フリー水素を活用した研究を推進する水素研究棟「そうまラボ」を開所し,2020年9月から運用開始しました。

「そうまラボ」外観

 SIGCの事業は,敷地面積54,000㎡のセンター内に設置した出力1,600kW太陽光発電電力を,相馬市下水処理場等へ送り,余剰電力は,①水電解水素製造装置に送り効率よく水素製造を製造・貯蔵する実証事業,②電気ボイラで蒸気を作り一旦貯蔵後,蒸気で下水処理場の汚泥を乾燥し減容化・再資源化する実証事業を行っています。

 その中で「そうまラボ」では,水素利用の先進技術開発拠点として,①の余剰電力で製造した水素を使用し,将来の水素社会を見据えた水素利用・エネルギーキャリア転換技術研究・実証試験等を実施していきます。

 また,オープンイノベーションの場として,先駆的技術の研究をおこなう研究機関や企業にも公開する他,地域の小中学校の体験学習の場としても提供し,水素等の化学・エネルギーを身近な存在にするための活動も行っていきます。

 IHIは,本事業により再生可能エネルギーの地産地消の実現と地域主導の新たな自律事業モデルを創出し,被災地域の復興から地域経済の活力再生に向けた新しいまちづくりの一助となることを目指して,事業構築の推進に取り組んでいきます。

〔公式ページ〕
福島県相馬市に再生可能エネルギー利用の水素研究棟「そうまラボ」を開所 ~CO₂フリー水素を活用した研究を推進~
※掲載テキストは発表情報の全文または一部抜粋です。元となるプレスリリースは発表元による発表当時のものであり、最新情報とは異なる場合があります。※詳細情報は公式ページをご参照ください。